闇金の場合、最初のうちは甘い言葉をささやいてくることが多いです。
たとえば「ブラックOK」とか「審査なし!誰でも借り入れ可能」といった普通のキャッシングではありえないことを言ってきます。
そしてお金を貸し付けて、もし返済できないようであれば、過酷な取り立てが始まるわけです。
目次
闇金の取り立ての方法
恫喝による取り立て
もしヤミ金の設定した期日までに返済ができないと、まず電話がひっきりなしにかかってきて取り立てを始めます。
闇金の取り立てですが、ほとんど恫喝と言っても良いような感じです。
「借りたもん返すのは当たり前だろうが!」「この泥棒野郎!」「なめんじゃねーぞ!」のような感じで怒鳴ってくることが多いです。
ひっきりなしにかかってくる闇金の取り立て電話
闇金の取り立ては怖いだけでなく、執拗なのも特徴の一つです。
例えば1日に何十回もの取り立ての電話がかかってくるのは当たり前です。
しかも貸金業法では、深夜や早朝の取り立てはいかなる方法でもNGとしています。
しかし闇金は深夜早朝関係なく取り立てをしますので、債務者の安眠を奪ってしまいます。
嫌がらせのような取り立ても
いくら脅しても返済がない場合には、闇金の取り立てはもはや嫌がらせのレベルにまで激しさを増します。
たとえば督促や債務者の悪口を書いたファックスを大量に送りつけるといったとりたての方法です。
ひどくなると債務者の家に、本人が注文していないピザやお寿司などの出前を大量に注文するといったことも行うようです。
家族や勤務先へも連絡をする
闇金の申し込み時に伏線が
闇金に借り入れの申し込みをする時に、申込者当人の個人情報はもちろんのこと、家族や勤務先の情報を出すように求められます。
「融資の審査のために必要なこと」などともっともらしい理由をつけています。
しかし実際にはこれらの情報を提供することが、後々ヤミ金の取り立ての有力な武器になってしまいます。
家族への取り立てが始まる
債務者当人が返済できないようであれば、実家の両親や兄弟に闇金は連絡をするようになります。
「お宅の子供が借りたお金を返さないのだから責任をとれ」みたいな感じで、取り立てを行うのです。
闇金によっては、1日に何十回もの電話を家族に対して入れることもあります。
家族に迷惑をかけていることが、債務者にとっての精神的な重荷になりかねません。
勤務先にも電話がかかってくる
闇金の中には勤務先に電話をかけて取り立てをすることもあります。
中には勤務先に取り立て屋が現れることもあり得ます。
このようにして、その人を勤務先で肩身の狭い思いをさせるのです。
闇金の取り立てをきっかけとして、会社を辞めざるを得なくなったという事例もあります。
子供のいる人には学校に取り立てを
子どものいる人の場合、闇金は子供の通っている学校にまで取り立てに現れることもあります。
子どもに「お前の親は借りた金を返さないひどい奴だ」みたいに吹聴します。
また場合によっては学校に闇金が取り立てに来たことで、学校からクレームが入るとか、子供がいじめの対象になることもあり得るわけです。
まとめ
このように闇金の取り立ては、どんどんエスカレートしていって、債務者を追い詰めていきます。
しかし闇金の取り立ての手法は上で紹介したもののほとんどが、貸金業法で認めていないとりたての方法です。
もし執拗なヤミ金の取り立てに悩まされているようであれば、弁護士や司法書士の専門家に相談してみると良いでしょう。