カードローンの申し込みをしたものの、希望額での審査に通らず、減額されてしまったという方も多いでしょう。近年では最大の限度額が大きく設定されたカードローンも多くなってはいますが誰もが希望する限度額で利用できるとは限りません。そこで悩みを抱えているという方も多いのではないでしょうか？
そもそも限度額はどのようにして決められるのでしょうか？さまざまなポイントがありますが、他社からのものも含めて、申し込み時点での借入額や年収、そして過去の取引実績によって大きく影響されます。
クレジットカードの限度額の場合は、頻繁に利用し続けていると更新などの際に引き上げられているというケースも少なくありません。しかし、カードローンの場合はどうなのでしょう？
目次
条件が変わってしまうと審査はどうなる？
長くカードローンを利用していると、申し込みをした時とは状況が変わってしまうというケースもあるでしょう。たとえば、収入が大幅にアップしたり、他社からの借入を返済してしまったりすることによって、申し込みをしたときよりも審査に有利な状況になることがあります。
そうなったとしても限度額に変動はないのでしょうか？もちろん、放っておいても限度額がアップすることはありません。ですが、別で申し込みをして増額審査を通過すれば限度額を増やすことができるのです。
それでは増額審査はどのようの行われるのでしょうか？その手順や審査の基準、かかる時間などについて考えてみましょう。
カードローンの増額審査はどうやって申し込めばいい？
まずは増額審査に申し込んでみなければ何もはじまりません。では、どのようにして申し込めば良いのでしょう。
近年ではほとんどの金融機関で、増額の申し込みもネットを通じてできるようになっています。この場合も専用フォームに必要事項を記入するだけですので、通常のカードローンのネット申し込みとそれほど変わりません。むしろ、それぞれの金融機関のウェブ会員になっていれば記入しなければならない項目もかなり減りますので、ちょっと空いた時間などを利用していつでも気軽に申し込みをすることができるはずです。
公式サイトなどで増額審査の申し込みフォームを見つけることができない場合は直接問い合わせてみましょう。
金融機関やサービスの種類によっては増額申請ができるタイミングが更新時のみとなっているケースもありますので注意が必要です。
増額審査は通常の審査よりも厳しいの？
では、審査の基準についてチェックしてみましょう。基本的に収入がアップしていたり、他社からの借入額が減少していたりするといった状況であれば、増額審査に通る可能性は高くなります。特に、それまでに何度かカードローンを利用して返済していれば、それが取引実績になり信用にもつながりますので審査に有利になります。
ただ、極端な増額を希望する場合は、収入証明などが必要となるケースもあります。一般的に300万円を超える限度額を希望した場合、収入証明を求められることが多いようです。
この点もしっかりと考えた上で、限度額を決めるようにしましょう。また、消費者金融のカードローンの場合は総量規制の対象となりますので、この増額でも年収の3分の1を超える限度額での契約はできません。
また、借入希望額が大きい場合は、事前に収入証明書類などを用意しておくといった準備も必要となります。
増額審査にかかる時間はどのくらい？即日で結果はでない？
では、増額審査にかかる時間はどのくらいなのでしょう？即日で結果を知ることはできるのでしょうか？
金融機関や増額を希望する額によっても異なりますが、それほど長い時間がかかるわけではありません。場合によっては1時間程度審査の結果が出ることもあります。
こうして、審査に通過して、簡単な手続きをすればすぐに新しい限度額でカードローンを利用することができます。
限度額が減額されてしまうことはあるの？金利も変わる？
では、この審査によって限度額が逆に減らされてしまうことはあるのでしょうか？基本的にはありませんが、金融機関によっては絶対にありえないとは言えません。ですが、かなりまれなケースですので心配する必要はありません。
金利については限度額によって変動することがありますので、審査の結果が出たら、金利についてもしっかりとチェックしておきましょう。基本的に限度額が上がったことによって金利が下がることはあっても、上がることはほとんどありません。
カードローンの増額審査は意外と簡単？もっと便利にキャッシングを
このように、カードローンの増額審査は意外なほどに簡単なものです。限度額が増えれば、より用途も広がりますので、契約した時と大きく条件が変わった場合は、新たなカードローンに申し込みをするのではなく、増額審査に申し込んでみてはいかがでしょうか？そうすることによって、最初の契約時には実現できなかった希望の限度額でキャッシングを利用できるかもしれません。”
