審査に不安を抱えている方は案外多いものです。何も問題がないはずなのに審査に落ちてしまったという口コミなどを目にすると、思わず不安になってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そして、審査に不利になってしまう条件が気になっているのではありませんか?
中でも近年では一つの会社でずっと働き続けるのではなく、キャリアアップのために積極的に転職をしているという方も多くなっています。こういった転職がキャッシング審査の際に不利になってしまうのでは?といった不安を抱えている方が多くなっているようです。
目次
転職につきまとうネガティブなイメージ
かつて、転職を繰り返すことは社会的にもネガティブに捉えられることが多かったため、不安な方も多いでしょう。転職の回数があまりにも多いと、それによって就職活動の際にマイナス要素となってしまうことも少なくありませんでした。
しかし、今日では終身雇用の制度も崩壊しつつあります。そのため、一つの会社で生涯働き続けることができる方が少数派となっています。特に若い世代の方は、今働いている会社で定年まで過ごすことを考えていない方の方が多いでしょう。
このような社会の変化によって、転職に対するネガティブなイメージは薄れてしまいつつあります。
では、キャッシング審査においても同じように判断されるのでしょうか?それと、以前とは変わらず審査で不利になってしまうものなのでしょうか?
時代とともに審査の基準は変化し続けている
基本的に、金融機関では審査の基準を公表していません。申し込みをして、審査に落ちてしまったとしても、その理由が明かされることもありません。その理由の一つとして、審査の基準は時代や社会の情勢に合わせて変化し続けているからです。
かつては、現在の勤務先での勤務年数が審査をする上で非常に大きなウエイトを占めていました。会社員として長く働き続けていることがそのまま信用につながっていたためです。しかし、前述の通り、社会の流れは大きく変化しつつあります。そんな中で、以前と変わらない審査を続けていると、キャッシングなどのサービスを利用できない方が多くなってしまいます。
もちろん、金融機関は安全な貸し付けをしなければなりませんが、それ以上に顧客を獲得できなければ商売が成り立たちません。そのため、社会の情勢に合わせて利用可能な条件や審査の基準を変化させ続けてきたのです。
これによって、現在の勤務先での勤務年数にはそれほどこだわらないという金融機関も多くなってきているのです。
もちろん、まったく関係ないわけではありません。勤務年数が3年以上となればやはり審査に有利に働くことはあります。ですが、それだけで審査に通過できるかどうかが決まるわけではないのです。
転職の回数が審査に影響することはない?
また、もう一つのポイントとして頭に入れておきたいのが、転職の回数が審査に影響することはありません。なぜなら、金融機関は利用者の現在の勤務先についてしか知ることができないのです。なので、過去に10回転職をしていても、1度だけしか転職をしていなくても、現在の勤務先での勤務年数が同じであれば、まったく同じように審査されるのです。
申し込みフォームなどにも転職の回数を記入する項目はありませんし、信用情報にも勤務先を変えた回数などの記載はありません。
ただ、同じ金融機関を何度も利用する場合、過去のデータが残されていることがあります。そこで、申し込みをするたびに勤務先が変わっていると、不信感を抱かれてしまうことはあります。それが審査に影響することもあるでしょう。しかし、それほどまでに頻繁に転職を繰り返している方はそれほど多くはありませんので、特に気にする必要はありません。
他にも審査に悪影響を及ぼしてしまうポイントはある?
転職の他にも、昔からよく審査で不利になってしまう条件として、引っ越しの回数が挙げられることがあります。
確かに、キャッシングなどの申し込みの際には現在の住所に居住している年数を記載しなければならないケースがあります。
確かに、これは審査に影響するポイントです。引っ越してからまだ数ヶ月程度しか経っていないという場合は、審査において明らかに不利になってしまうでしょう。
しかし、現住所に1年以上居住していれば特に問題はないでしょう。
まったく影響がないとは言えないものの、これだけで決まるわけではない
転職にしても引っ越しにしても審査にまったく影響がないとは言えません。しかし、収入や他社からの借り入れ額などの方が審査の中で大きなウエイトを占めています。なので、これだけですべてが決まってしまうわけではないのです。
転職回数が多くても審査を通過できないわけではない
このように、転職の回数が多い方でもキャッシング審査を通過できないわけではありません。なので、安心して申し込みをしていましょう。