クレジットカードの引き落とし日や口座振替の引き落とし日の当日になって、自分の銀行口座にお金が入っていない、というのは誰にとってもよくあることです。他の銀行口座からお金を移動するのは、わざわざATMまで行き来しなければならないのでちょっと面倒。また、給料日前で少しお金が足りないこともあります。
そんな時、自宅にいながら融資を受けることができたら便利ですよね。即日振込に対応している金融業者には、どんなところがあるでしょうか。気になる消費者金融についてお伝えします。
目次
即日振込と即日融資は別物か?
多くのカードローンが、「審査、融資の早さ」を売りにしています。特に消費者金融のカードローンは、過去のビッグデータや、積み上げてきた審査スキームによって、時間のかからない即日審査、そしてその後の即日融資を可能にしています。
しかしふと「即日融資と即日振込って何がちがうの?」ということについて疑問に思った方もいるはず。
即日融資も即日振込、申し込んで即日融資を受けられるという点では、どちらも同じ「即日融資」なのですが、カードローン業界では少し違う使われ方をします。
即日振込までの流れ
即日振込対応のカードローンも、上で説明したカードローンと大きく違いはありません。
1、WEBや電話、その他方法で申し込み
2、審査を受ける
3、仮審査に通ったら書類提出
4、本審査後、審査結果通知
5、指定した口座へお金が振り込まれる
即日振込対応のカードローンは、借り入れにカードを必要としないため、カードの発行が必要ありません。
審査に通ったら、間もなく自分の口座にお金が振り込まれることになります。この段階までに、キャッシング利用者がどこかに出かける必要はなく、自宅や外出先で、スマートフォンを使った手続きが可能です。
借り入れ後カードの受取があるかどうかは、カードローンの設定によって異なります。
即日振込の条件
即日振込でお金を借り入れるためには、条件をクリアしなくてはいけません。
厳しい時間の条件をクリアしないと即日振込での借り入れは不可能
多くの銀行で、即日振込対応時間が平日の14時までとなっています。その時間を過ぎると、振込対応時間が「翌営業日」となってしまいます。
「今日この日のうちに融資を自分の口座に受け取りたい」と思っている方は、一刻もはやく即日振込の手続きを進めるべきなのです。
カードローン契約後の即日振込は、ログインしてサービス上の振込依頼を出すだけなので時間がかかりませんが、これから申込みを行うなら相応の時間を覚悟しなくてはなりません。
土日祝日の即日振込は注意
即日振込に対応している消費者金融業者でも、場合によってはその日のうちに振込をしてもらえないことがあります。たとえば、あなたが借入をする日が土日祝日などの、銀行が休業している日程であるケースには、特に注意しておきましょう。土日祝日まで無休で営業している消費者金融業者と違って、銀行などの金融機関には休みの日があるのです。もしもあなたの使っている銀行が休みの日に振込を希望するならば、銀行口座への送金が次の営業日まで延ばされてしまうかもしれません。
土日に即日振込可能な場合もある
ただし、土日祝日でも即日振込をしてもらえる方法もあります。消費者金融業者を選ぶとき、大手銀行と提携している業者を選べばいいのです。例えばプロミスは、24時間振込可能な金融機関の口座をご登録いただければ、24時間最短10秒でお振込可能です。また、三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・ゆうちょ銀行・楽天銀行はアコムと提携しています。このように、銀行と提携している消費者金融業者ならば、銀行が休業している土日祝日でも即日振込が行われます。
あなたが借入を希望する曜日によっては、上記のように銀行と提携している消費者金融業者を利用すると便利です。
即日振込の時間制限一覧
即日振込で注意しておくべき「時間制限」。何時までに申し込む必要があるのか、しっかり把握しておきましょう。
カードローン名 | 即日振込対応時間 |
プロミス | 365日24時間最短10秒での振込可能 |
アイフル | 平日14:00まで |
アコム | 基本平日14:30まで 三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行の口座振込は平日18:00まで、楽天銀行口座への振込なら毎日23:50まで |
SMBCモビット | 原則24時間最短3分融資 |
消費者金融のカードローンは、振込先の銀行口座によってはかなり余裕がある設定となっていますね。
しかし注意しておきたいのは、上でかかれているのはギリギリの時間制限です。実際に申し込む際には、もっと余裕をもった申し込みが必要です。消費者金融のカードローンは、審査だけでも少なくとも「最短30分」となっていることが多いです。申し込み状況、審査結果などによっては審査にもっと長い時間がかかることも。
ギリギリの申し込みは、振込対応が翌日以降なんてことも十分ありえるのです。
おすすめの即日振込対応消費者金融
ここからは、即日振込のキャッシングを利用するのにぴったりな消費者金融を紹介します。
プロミス
金利 | 4.5~17.8% |
限度額 | 500万円 |
融資 | 最短30分 |
即日振込対応の消費者金融は多いですが、中でもおすすめなのが「プロミス」です。プロミスは、ネット申し込み、電話申し込みなど、あらゆる申し込み方法で最短30分審査が可能です。
プロミスは24時間振込可能な金融機関の口座をご登録いただければ、24時間最短10秒でお振込可能です。
お金の引き出し方法は自分で考えなくてはならないものの、「24時間いつでも振込可能」なのは嬉しいですよね。
審査通過率の高い消費者金融「アコム」
金利 | 3.0%~18.0% |
限度額 | 800万円 |
融資 | 最短一時間 |
毎月公開されている、株主向けの「月次報告書」によると、アコムは大手消費者金融で一番高い審査通過率です。つまり、大手消費者金融の中でもっとも審査が柔軟だということです。審査に自信がないあなたは、別のカードローンよりアコムへ申し込んでアコムからお金を借入れるべきです。
アコムは借入カードにクレジットカード機能を付帯できる、そしてはじめての利用者に限り無利息サービスを利用できるなど、メリットの多く揃った消費者金融です。
SMBCモビット
金利 | 3.0%~18.0% |
限度額 | 800万円 |
融資 | 最短15分(※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があり) |
SMBCモビットがメインに打ち出しているサービスこそ、「WEB簡潔申込み」という名のついた「即日振込サービス」です。
モビットは審査からスピーディーで、事前審査の「10秒簡易審査」からはじまり、審査後も時間をかけずに口座振込を行います。
モビットなら原則24時間いつでも申込後最短3分で振込を受けることができます。
何度でも1週間無利息「ノーローン」
金利 | 4.9%~18.0% |
限度額 | 500万円 |
融資 | 最短一時間 |
新生銀行のグループ消費者金融、「ノーローン」も、即日振込に対応しています。申込み、審査結果詳細ページの中で「即日振込サービスを利用する」という選択が可能です。
そしてなんといっても、ノーローンは、「何度でも利用できる1週間の無利息サービス」が強み。ノーローンからの借り入れを返済完結した翌月、再び「1週間無利息」となります。この無利息サービスには利用制限がありません。「継続的に即日振込のキャッシングを利用する」方はぜひ、ノーローンからの借り入れを検討してください。
ノーローンなら即日振込でも無利息サービス利用可能
ノーローンは、他消費者金融とも違う、優秀な無利息サービスを設定しています。
「何度でも利用できる」という無利息サービスを設定しているのは、消費者金融多くともこのノーローンだけ。ノーローンならば、時間をかけず即日振込でお金を借り入れた後、少ない利息を、時間書けずに返済完結が可能だということです。
即日振込でお金を借りるつもりだが、その後の返済が心配な方はぜひ、他のキャッシングではなくノーローンのカードローンを利用してください。
審査の甘い中小消費者金融でも即日振込可能
少ないですが、「即日振込に対応した中小消費者金融」も存在します。中小消費者金融の特徴はなんといっても、大手より審査基準が甘めであるということ。大手消費者金融や銀行の審査に通る自信の無い方は、中小消費者金融からの即日振込を受けることも考えてみてください。
ビアイジ
金利 | 12.00%~18.00% |
限度額 | 1万~200万円 |
融資 | 最短即日 |
ビアイジは最短即日振込に対応しています。審査時間も「最短30分」を打ち出すなど、時間のかからない「スピードキャッシング」を売りにした中小消費者金融です。
一つだけ注意するべきなのは、「振込対応地域」です。即日振込が可能なのは、北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県、岡山県、島根県、広島県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県となっています。
これ以外の地域には、振込ができませんし、そもそも電話もつながりません。
条件さえあって、審査に合格さえすれば、専業主婦の借り入れも可能というのも大きなメリットですよね。
セントラル
金利 | 4.8%~18.0%/td> |
限度額 | 1万~300万円 |
融資 | 最短即日 |
愛媛県にある中小消費者金融、セントラルも即日振込に対応しています。
セントラルは、中小消費者金融にして全国に支店を持つ企業。独自の自動契約機もあるので、即日融資に強い中小消費者金融と考えて間違いありません。
信販系カードローンも即日振込で狙い目
カードローンは、消費者金融と銀行のものだけではありません。
クレジットカード業務をメインで行う「信販会社」も、カードローンを運営しており、信販系のカードローンもまた即日振込に対応しています。
消費者金融とも銀行とも違う独自の審査基準を設定している信販系のカードローン。他ジャンルカードローンの審査に落ちてしまっている人にもおすすめです。
オリコカードローンCREST
金利 | 6.0%~18.0% |
限度額 | 300万円 |
融資 | 最短即日 |
オリコカードで有名なオリコのカードローンが、オリコカードローンCRESTです。
平日の13:30までに振込依頼を出すことで、即日振込での借り入れが可能です。振込依頼が13:30以降になってしまうと、振込対応は翌日以降となってしまい、即日振込とはならないので注意が必要です。
審査時間は最短25分と、大手消費者金融以上のスピーディさなのも見逃せません。
セゾンファンデックス
金利 | 4.0%~11.8% |
限度額 | 1万~500万円 |
融資 | 最短即日 |
セゾンファンデックスと聞いてピンと来なくても「セゾンカード」と聞けばピンとくるはず。
セゾンファンデックスのVIPローンカードは、誰でも利用できる懐の深さと、来店不要で即日振込可能なサービスに対応しています。振込融資以外も、全国に14万台あるATMを使った借り入れにも対応しているなど、とても借りやすいカードローンです。
クレジットカードでも即日振込可能
最近主流の「即日振込対応のカードローン」。しかし実は、即日振込が可能なのは、カードローンばかりではありません。クレジットカードのキャッシング機能。クレジットカードの種類によっては、「即日振込」でお金を借り入れることができる場合があります。
いくつか、即日振込に対応したクレジットカードを見てみましょう。
オリコカード
金利 | 15.0%~18.0% |
限度額 | 10万円~100万円 |
融資 | 最短即日 |
オリコカードのキャッシングは優秀です。パソコンやスマートフォンからの依頼で、最短即日振込のキャッシングが利用可能です。
キャッシングの申込み自体は24時間いつでも可能ですが、キャッシング申込みが13:30以降だった場合は、振込が翌営業日となってしまいます。また
土日祝日の即日振込には対応しておらず、キャッシング申込み時間に関係なく翌営業日の振込となります。
しかし、少額キャッシングで利率が15%になる場合があるなど、金利という観点から見ても優秀なキャッシングが設定されています。
セディナ
金利 | 18.0% |
限度額 | 1万~200万円 |
融資 | 最短即日 |
セディナカードも、電話、ネットからの申込みで即日振込のキャッシングを利用可能です。
それまですでにセディナカードを利用していた方なら当然のこと、すごいのは、まだセディナカードを持っていない人でも早めの申込みで即日振込が可能であるという点です。
11:00までという、制限時間の短い申込み制限が気になりますが、11:00までにカードを申し込めばカードの受取前に、指定口座への振込が行われます。セディナカードそのものは、その後簡易書留で届けられます。
銀行カードローンも即日振込対応
銀行カードローンの中にも「即日振込でキャッシング可能」なものがいくつか存在します。
銀行カードローンは、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシングと比べ低金利で、利用しやすいというメリットがあります。銀行キャッシングと振込融資の相性が良いこともあり、即日振込で借りやすいのです。
ソニー銀行カードローン
金利 | 2.5%~13.8% |
限度額 | 800万円 |
融資 | 最短一時間 |
ソニー銀行のカードローンは、「最短即日振込」に対応しています。
基本的にソニー銀行カードローンは、ソニー銀行口座を持っていることが利用条件となりますが、初回借入時に限っては「別銀行口座」への振込が可能です。
スピード振込での融資が可能なだけでなく、下限金利も上限金利も比較的低金利なのも、大きなメリットです。そして、最近取締が厳しく、利用しづらくなっている「専業主婦」の借入にも対応しているというメリットも。
楽天銀行カードローン
金利 | 1.9%~14.5% |
限度額 | 800万円 |
融資 | 最短即日 |
楽天銀行のカードローンも、最短即日振込に対応しています。
さすがネットに強い楽天銀行のカードローンらしく、スマホからの申込みとスマホからの借入で、即日振込での借り入れが可能となります。
他にも、カードローン利用で楽天スーパーポイントが貯まるなど、多くのメリットがある銀行カードローンです。
新生銀行カードローンレイク
金利 | 4.5%~18.0% |
限度額 | 500万円 |
融資 | 最短即日 |
新生銀行カードローンレイクは、テレビCMの親しみやすさなどで消費者金融と勘違いされがちですが、新生銀行のカードローンブランドなので区分は「銀行カードローン」です。
とはいえ、即日審査、即日融資、2種類の無利息サービスなど、大手消費者金融顔負けのサービスを展開しています。
即日振込の注意点
即日振込でお金を借り入れる際には、時間もかからないので利用者は気を抜いてしまいがちです。
しかし、目的のものがすぐ近くにある時こそ、しっかりと気を張っておく必要があるのです。
取引明細書が郵送で届くことも
無事口座にお金が即日振り込まれたとしても、その後取引明細書が家に送られてくることがあります。家族に内緒でお金を借りたい方でも、この郵送物をきっかけにキャッシング利用がバレてしまうことが十分考えられます。
即日振込で借り入れた後も、気を抜かないように、郵送物へのマークも怠らないでください。
審査に落ちてしまっては即日振込不可能
キャッシング利用前の「審査」に落ちてしまうと、即日振込での借り入れができなくなってしまいます。
事前にしっかりと、「キャッシング審査対策」を行った上で申し込みを行いましょう。
今後即日振込のキャッシングは増えていくのか?
とにかく便利な即日振込可能なキャッシング。
パソコン・スマートフォンを使えば、振込の手続き自体はものの数分で終えることができるでしょう。電子機器、ネットワーク技術の向上にともなって、即日振込可能なネットキャッシングキャッシングは、今後ますます増えていくはずです。
スマートフォン利用者の割合は年々増えており、現在すでにキャッシング利用者の多くが、「ネットキャッシング」での借り入れを行っている状況です。ハッキリ言って、スマートフォンなどを用いたネットキャッシングには、「借りすぎるリスク」以外のデメリットがありません。
まとめ
即日振込に対応した消費者金融と、そうでない消費者金融があります。大手消費者金融のカードローンならば、最近はどこも即日振込に対応しています。
土日の即日振込や、銀行の営業時間外など、即日振込でお金を借りられないケースにも気をつけておきましょう。