「他社借り入れがあると審査には通らない」
キャッシングを行っているとこのような話を聞くことも少なくありません。
しかし、実際には他社で借り入れを行っている場合でも審査に通ることは可能です。
ここでは、他社借り入れと審査の関係について詳しくご紹介します。
目次
他社借り入れがあっても審査には通る!
冒頭でも述べましたが他社借り入れがあるからと言って、絶対に審査に落ちるということはありません。
ただし、他社借り入れの状況によっては審査に落ちてしまうということもあります。
つまり、他社借り入れは審査においてマイナスに働くことはあっても、プラスに働くということはないというイメージです。
他社借り入れは審査で不利になる
キャッシングの審査を受ける際には、氏名や勤務先などの個人情報や運転免許証や源泉徴収票など書類の提出が求められます。
これはキャッシングを行なう場合には避けては通れない道であり、この時には他社借り入れの状況も報告しなければなりません。
具体的には下記のような項目に答える必要があります。
- 他社借り入れ件数
- 他社借り入れ合計金額
- 他社借り入れ先
- 他社借り入れ種類
また、基本的に他社借り入れ件数や他社借り入れ合計金額などの数字は、多ければ多いほど審査には不利に働くので注意が必要です。
ほぼ100%審査に落ちる条件
他社借り入れがあると100%審査に落ちるということはありませんが、他社借り入れの状況によっては審査にほぼ100%通らないというケースも存在します。
自分がこのケースに当てはまっていないかきちんと確認しておきましょう。
ケース1:他社借り入れ件数が5社以上の場合
他社借り入れの件数は多ければ多いほど審査は難しくなります。
そして、5社以上から借り入れを行っている場合には、新規での借り入れを行なうことはほぼほぼ不可能です。
会社によっても多少異なりますが、他社借り入れの件数は審査において大抵の場合下記のような評価を受けます。
1件 | 特に問題視されない |
2件 | 返済状況が良好であれば特に問題視されない |
3件 | 返済状況などに関わらず問題視される |
4件 | 返済能力が相当優れているとみなされなければ難しい |
5件以上 | 新規での借り入れはほぼ100%不可 |
自身がどこに当てはまっているのかをしっかりと把握した上で、キャッシングを申し込むようにしましょう。
ケース2:他社借り入れの合計金額が総量規制ギリギリの場合
総量規制とは簡単に言うと、年収の3分の1以上の額は融資を受けることができないという決まりです。
消費者金融や信販でのキャッシングはこの総量規制の対象となっています。
そのため、他社からの借り入れ合計金額が年収の3分の1という値ギリギリであった場合には、企業側は総量規制によって融資を行なうことができないので審査でも落とされてしまいます。
また、銀行でのキャッシングだけはこの総量規制の対象外なので、年収の3分の1以上の融資を受けられる可能性もあるにはありますが、それでもやはり年収の2分の1くらいまでが借り入れの上限額となっているようです。
他社借り入れを行っている場合の対策はあるの?
他社で借り入れを行っている場合、審査には通りにくいことも多いです。
しかし、工夫次第では審査に通ることが可能になる場合もあります。
そこで、既に他社借り入れを行っている方向けに少しでも審査に受かりやすくなる方法をご紹介します。
借り入れを1社にまとめる
複数社で借り入れを行っている場合には、おまとめローンを利用して借り入れを1社にまとめてしまうのも1つの手です。
1、2社であればおまとめローンでまとめる必要はそこまでないですが、3社以上から借り入れを行っている場合にはおまとめローンでまとめておくことをおすすめします。
そうすることで1社からしか借り入れを行っていない状態になるので、他社借り入れの件数によって審査で落とされるリスクを軽減することが可能です。
おまとめローンは非常に便利
他社借り入れをおまとめローンでまとめることによるメリットは、審査に受かりやすくなるだけではありません。
おまとめローンには振込手続きなどの管理が楽にしたり、金利を抑えたりといった多くのメリットが存在します。
振込日の異なる複数の借り入れ先を面倒に感じている方、現在の金利が高いと感じている方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
絶対にやってはいけないこと
稀に審査に落ちたくないからといって嘘の借り入れ情報を記載する方がいますが、それだけは絶対にやめましょう。
嘘の情報はほぼ100%バレますし、仮に嘘の情報で審査に通ったとしても、その後にペナルティがあることも少なくありません。
もちろん、基本的に嘘がバレた次点で審査には落とされますが、審査に通った場合には下記のようなペナルティがあるようです。
- 限度額の再審査
虚偽の情報で限度額が設定されていた場合には、改めて正しい情報で限度額が再審査されて上限額が再設定されます。
- 契約の破棄
虚偽の申告が発覚した次点で契約を打ち切られるということも少なくありません。
- 返済要求
既に借り入れを行っている場合には、虚偽の申告が発覚した次点で一括返済を求められることもあります。
他社借り入れがあっても融資を受けやすい会社
他社借り入れがあってもキャッシングOKという会社は実は少なくありません。
もちろん、5社以上から借り入れを行っている場合などは審査も厳しいものとなりますが、融資を受けられないというわけでは決してないので安心して下さい。
ここでは、実際に他社借り入れを行っている状態でも融資を受けやすい会社を見ていきましょう。
審査通過率が最も高いアコム
アコムの審査通過率は48%と約半数近い数値となっています。
この値は大手消費者金融の中でも最も高く、審査に受かる可能性も最も高いと言えるでしょう。
また、契約日の翌日から30日間は無利息での借り入れが可能となっていますので、非常にお得となっています。
もし、30日以内に返済できる目処が経っている場合には、断然アコムでの借り入れをおすすめします。
おまとめローンがお得なアイフル
アイフルの審査通過率は47%とアコムと比べると若干低くなっています。
しかし、アコムにはおまとめローンのおまとめMAXがあり、こちらは年率15%以下での借り入れが可能となっています。
現在複数の会社から借り入れを行っている場合には、こちらで1つにまとめてみてはいかがでしょうか。
銀行は他社借り入れには厳しい
借り入れを行なう場合には、消費者金融の他にも銀行などの選択肢があります。
銀行での借り入れを行っている場合、消費者金融の審査ではそこまで問題ではありません。
しかし、消費者金融での借り入れを行っている場合には、銀行の審査では大きなマイナスポイントとなります。
そのため、他社借り入れを行っている方が新たに借り入れを行おうと思った場合には、銀行ではなく消費者金融のほうがおすすめです。
他社借り入れがあっても借り入れは可能
他社借り入れがあっても別の会社から新たに借り入れを行なうことは可能です。
しかし、1社や2社からの借り入れであれば特に問題はないかもしれませんが、3~5社以上から借り入れを行っている方は審査でも落とされる可能性が高いので気をつけましょう。
現在3~5社以上の借り入れがあり、新しく融資を受けたいという場合は、おまとめローンなどをうまく利用して少しでも借り入れ先を減らしてから審査に挑みましょう。