カードローンを運営しているのは、消費者金融や銀行ばかりではありません。クレジットカードを運営する「信販会社」もまた、カードローンを運営していることがあります。
信販会社の運営する「信販系カードローン」は、消費者金融のカードローンとも、銀行カードローンとも違う設定が組まれています。消費者金融と競合していないからか、金利設定も独自の設定が組まれたものが多いです。
今回の記事では、「信販系カードローン」に焦点を絞って、金利を比較してみましょう。とはいえ、信販系カードローンの一番の見所は「サービス」でもあります。サービスもしっかり比較しておきましょう。
目次
信販系カードローンの金利を比較
クレジットカード名 | 金利 |
オリックスクレジット VIPローンカード |
3.0~16.8% |
三菱UFJニコス ローンカード |
6.0~17.6% |
セディナ フォーライフ |
8.0~18.0% |
クレディセゾン マネーカード |
15.0% |
オリコ CREST |
4.5~18.0% |
名のしれた、信販系カードローンの金利設定を一覧にしました。消費者金融のカードローン金利設定に近いものもあれば、銀行カードローンかと見まごうくらい低い金利が設定されているカードローンもありますね。
キャッシング専門の金融会社ではないので、設定が特殊
他のキャッシング業者と、経営で競り合う必要がないため、独自の金利設定が組まれていることが多いです。
信販系会社にとって、「キャッシング」はあくまで会社事業の一つ。血眼になって会社を経営しなくとも良いのです。
信販系カードローンは総量規制の対象
信販会社のキャッシングも、「貸金業法」の制限を受けます。
つまり、年収の3分の1までしかお金を借り入れることができない、「総量規制」の制限を受けてしまうのです。年収の制限を受けない、まとまった融資を受けることを希望しているなら、総量規制の制限を受けない「銀行カードローンの利用」を検討しましょう。
専業主婦の借り入れは不可能
「総量規制」を受けるということは、年収がゼロの専業主婦の借り入れも不可能だということです。専業主婦がお金を借り入れるときも、銀行法の制限で動く「銀行カードローン」を使ってお金を借り入れてください。
クレジットカードのキャッシング金利との違い
クレジットカードのキャッシング機能にも、それぞれ金利設定が割り当てられています。
とはいえ、クレジットカードのキャッシングは、カードのメイン機能ではないため、優秀な設定が組まれていません。クレジットカードの多くは、18%や利息上限いっぱいの20%が設定されています。
キャッシングメインで考えるならやはり、「信販系カードローン」がおすすめです。
クレジットカードのキャッシングよりサービスが強い
信販系カードローンの、一番の魅力はなんといっても「サービス」です。クレジットカード運営で蓄えた、「利用者がうれしいサービス」が、あなたの借り入れと返済を助けます。
信販系カードローンで多いのが、「利用歴に応じて金利が下がるステージプログラム」です。これはまるで、利用に応じてどんどんポイント還元率が上がる「ポイントプログラム」のようではありませんか?
信販系のカードローンは審査が厳しい?甘い?
カードローン利用者が気になるのはやはり「審査基準」です。優秀なカードローンだったとしても、審査に通らないと、カードローン契約は不可能です。
信販系カードローンの審査基準、気になっても仕方ないですよね。
審査基準も独自の基準
信販系カードローンの審査基準も、消費者金融や銀行とも違う「独自の審査基準」が設定されています。
クレジットカード会員は審査基準が緩まるなんて口コミがあるなど、他のカードローンとは違う審査を受けることになります。信販系カードローンの審査には落ちたが、銀行カードローンの審査は通った…なんて声も聞こえるほどです。
単純に、「高限度額」「低金利」のカードローンは、利用者を見極める基準が厳しいので、審査も厳しくなる傾向なのは間違いないです。
信販系カードローンの利用、一考の価値あり
信販系カードローンは種類が多く、それぞれ違った金利設定、サービス設定が組まれており、かなり多彩です。
しっかり時間をかけて比較すれば、他のカードローンよりもあなたの利用にあったカードローンを見つけることができるはず。「信販系カードローン利用」を念頭に置いて、カードローンを比較し始めるのも間違いではないはずです。
まとめ
信販会社が運営する、信販系カードローンの数も多いです。それら信販系カードローンの設定もそれぞれ違った金利設定、優秀なサービス設定が組まれています。
クレジットカード会社らしい、「借り入れカードのデザイン」「利用歴にあわせて使いやすくなる、ステージプログラム」など、サービス面が優れたカードローンが多いです。