カードローンの金利は、利用者の交渉しだいで下げることができます。
とはいえ、カードローンを扱う業者側が交渉に乗ってくれるのは稀なケースです。カードローンを扱う業者側にとって、かなり良い条件の顧客である。または、金利を下げないと顧客の返済完結が難しそうだという場面に、金利の交渉に乗ってくれるそうですが…。
もっと詳しく、カードローンの金利を下げる交渉について調べてみましょう。
目次
カードローンの金利が下がるということは借入限度額が上がるということ
カードローンの金利設定は、審査で定められた「限度額」に応じて決められます。利用開始直後は、「高い金利」と、「低い限度額」が割り当てられることが多いです。
まだ債権者にとって、カードローン利用者の信用度が十分ではないからです。金利と限度額はお互いに呼応しあっているので、金利か限度額どちらか変われば、もう一方も影響を受けるのです。
カードローンの金利交渉が有効なパターン
では、どんな時に「金利を下げて欲しい」という交渉が有効になるのでしょうか。具体的に、金利交渉が受け入れられるパターンをみていきましょう。どんな人でも、「金利を下げて欲しい」という交渉が有効なわけではないのです。
利用歴が長く、返済が遅れていない人
まず大前提として、「カードローン利用歴」が一定以上の長さである必要があります。カードローンを使いはじめてまだ少ししか経っていない…といった人は、カードローンを扱う消費者金融や銀行にとってまだ信用できません。金利を下げる交渉に応えてくれる確率はあまり高くないでしょう。
目安としては、少なくとも半年以上、できれば一年以上カードローン利用歴が欲しいです。もちろんその利用期間に、返済の遅延などもってのほかです。
毎月の借入額も多い
毎月のカードローン利用額も関係します。月々のカードローン利用額が一定以上であること、そしてそのカードローン利用が不定期でないことも、金利交渉の材料となります。
できれば毎月5万円以上カードローンでお金を借り入れているのが望ましいです。当然多くのお金を借りていると、それだけ返済の負担も大きくなりますが、交渉材料にはそれくらいの条件が必要です。
他社借り入れをまとめる提案を出したパターン
すでに、数件のカードローン利用がある方なら、そのカードローン借り入れを一件にまとめる提案を出した人は金利交渉に有利となります。
「自社のカードローンで、他社の借り入れを一本にまとめる」のは、カードローン業者にとって他社の利益を奪うのに繋がるのです。カードローン利用者の借入額が大きくなるので、利用者が返済不能になるリスクが高くなりますが、利用歴が長い方になら安心してお金を貸すことができますよね。
カードローン利用者の返済が苦しくなっているパターン
カードローン利用者が経済的に苦しく、カードローンで借り入れたお金の返済に苦しんでいる場合、「金利を下げる交渉」に乗ってもらいやすくなります。
「返済の意思がある」こと「返済が苦しい」ことを、電話口で証明できれば、金利を下げる交渉に乗ってもらいやすくなるでしょう。もちろんここにも、一定期間以上のカードローン利用歴などが必要になってきます。
他社との金利差を持ち出すパターン
他社のカードローンでお金を借り入れた方が金利が低いことを伝えて、良くも悪くもプレッシャーをかけることで「金利交渉」に乗ってもらいやすくなります。
この交渉を持ちかけるためには、他社のカードローン金利設定がいったいどれくらいのものか、先に把握しておく必要があります。しっかりと金利比較を怠らないようにしましょう。
思い切って「借り換え」も有効
利用しているカードローン会社に、「金利を下げて欲しい」という交渉を持ちかけるのも良いですが、思い切って別のカードローンへ「借り換え」もおすすめします。
もっと金利の低い別のカードローンへ借り換えれば、ちまちまと交渉を持ちかける必要すら無くなるのです。一番効果的な借り換えが、消費者金融のカードローンから銀行カードローンへの借り換え。一気に金利設定が半分程度の数字になることもあるのです。
交渉はソフトに
別のカードローンへ「借り換え」を持ちかける際にも交渉が必要となります。その際にも、焦ってはいけません。「金利が下がれば、自分の返済は円滑になること」「借り換える前の返済は順調に進んでいたこと」などを材料に、交渉を進めてください。
まとめ
カードローンを扱う会社にとって利用歴が長い人は、「金利を下げて欲しい」という交渉を持ちかけやすくなります。「カードローン利用歴が一定期間以上」「返済が遅れていない」「毎月一定以上の借り入れを行っている」人が、「金利交渉」に有利な人となります。
カードローンの利用が長期に渡りそうな方は、ぜひ早い段階での「金利を下げる交渉」を持ちかけてみてください。