クレジットカードに詳しい方なら、「プロパーカード」という言葉を聞いた事があるかもしれません。
プロパーカードとは、提携会社に頼らず、国際ブランドが独自に発行しているクレジットカード。国際ブランドが直接発行するプロパーカードには、高いステータスが付帯する、プロパーカード独自のサービスが利用できるなどのメリットがあります。
クレジットカード好きなら知っておきたい、「プロパーカード」についての基本知識、しっかり覚えておきましょう。
目次
プロパーカードとは？
そもそもプロパーカードとは何か？
上でも少し書きましたが、プロパーカードとは、国際ブランドがどの会社とも提携せず発行しているクレジットカードです。
国際ブランドとは、VISAやマスターカードなどカードごとに支払いで利用されるもの。通常、お店や会社が提携してはじめて、クレジットカードとして成り立ちます。
しかし大きな国際ブランドともなると、独自に発行するクレジットカードを出しています。それが、プロパーカードなのです。
提携カードとプロパーカードの違いは？
提携カードとプロパーカードの違いを、もう少し詳しくみていきましょう。
提携カードとは、国際ブランドと会社やお店が提携してできたもの。それにより、提携先のお店や会社が提供する、割引や優待などのサービスが利用できます。提携する会社によっては、高いポイント還元率などが設定される割に審査の甘いカードも。クレジットカードにサービスを望むなら、断然提携カードを選ぶべきです。
対してプロパーカードは、審査が厳しい、「ブラックカードが存在する」などの理由で、高いステータスを持っているのが特徴です。
クレジットカードに対して、何を求めているのか。その部分によって、作るべきクレジットカードの種類は大きく変わってきそうです。
あまり大きな違いがない
プロパーカードと、提携カードの違いを詳しく説明しましたが、見てわかるように「サービス」と「ステータス」くらいしか、大きな違いが存在しません。
プロパーカードについての考え方も実は曖昧で、クレジットカード運用会社が発行するカード会社と提携せず独自に発行していれば、「プロパーカード」であるとも言われています。
プロパーカードの一番の強みは「ステータス」
やはりプロパーカードと提携カードを分かつ最大の基準は「ステータス」であると考えています。
提携カードは、利用者を一人でも欲しいがために、「お得なサービス」最優先でカード設計を組み立てます。
しかしプロパーカードは、国際ブランドとして会社が成り立っているため、無理に利用者のためのサービスを考えなくともよいのです。
そのため、プロパーカードは、より「選ばれた人だけに」サービスを提供することができ、結果的に高いステータスを誇っているというわけです。
日本国内で手に入るプロパーカードは3つだけ
具体的に、日本で手に入るプロパーカードを調べてみると、「3種類」しかありません。
どのカードも、高いステータスを誇っており、そのステータスは世界で通用するものばかり。日本で手に入る、「国際ブランドが直接発行している」という意味でのプロパーカードを、具体的にみていきましょう。
アメリカン・エキスプレス・カード
世界を代表する「アメックス・カード」も、プロパーカードの代表格です。
アメリカン・エキスプレス・カードの最低ランクである「グリーンカード」でさえ、他のクレジットカードでいう「ゴールドカード」に匹敵するステータスを備えています。
世界どこでも通用するステータスが欲しい方なら、迷わずアメックスカードを作るべきでしょう。
JCBカード
日本発祥のJCBが発行するプロパーカードが、この「JCBカード」です。
JCBカードにも、上級カードたる「ゴールドカード」そして最上級カードである「JCBザ・クラス」があります。
さすが国内発行のプロパーカードということで、日本国内でのカード利用に強いサービスが複数設定されています。主にカードを国内で利用する方は、このJCBカードを持っておくことをおすすめします。
ダイナースクラブカード
アメックスと肩を並べる、もしくはそれ以上のステータスカードが、このダイナースクラブカードです。
年会費は高額で、審査基準も厳しいですが、付帯するサービスはとてもハイクラス。高級レストランの優待サービス、空港ラウンジが利用可能など、高いステータスとハイクラスなサービスを兼ね備えたプロパーカードです。
まとめ
プロパーカードとは、国際ブランドが会社と提携せずに発行しているクレジットカードのこと。
その他普通の提携カードと違うのはやはり、「ステータス」です。厳しい審査基準、そして高額の年会費に見合ったステータスを備えるのこそ、プロパーカードの特徴です。
クレジットカードに求めるのは何より「ステータス」ならば、やはり選ぶべきはプロパーカードです。
