リストラに遭った中年男が闇金に手を出したときの話(体験談)

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私は7年くらい前に折からの世界的な不景気の影響で、勤めていた会社の業績が悪化しました。
そしてリストラの一環として、辞めざるを得なくなりました。
私の勤めていた会社は、いわゆる中小企業でした。
このため退職金は出るには出たのですが、本当に雀の涙ほどのお金でした。


同業他社への転職を目指すも…

私は25年以上も営業畑でずっと仕事を続けてきました。
その経験を活かせば、何とか新しい職場が見つかるのではないかと思って、同業他社への転職を目指しました。
しかしリストラに遭った時にはすでに40代も半ば、中年の私を採用してくれる企業はなかなか見つかりませんでした。
ほとんどが書類選考の時点で落とされ、ようやく面接を受けても何十倍もの倍率で来る日も来る日も落とされ続けました。

貯金がどんどん底をつく

再雇用のための活動が長引くにつれ、だんだん貯金が底をつきかけるようになりました。
就職先もなかなか見つかるめども立たないということで、仕方なくこの年齢になってパチンコ店でバイトするようになりました。
多少は資金的にも息がつけるようになったものの、それでもバイトの給料なので多くはありませんでした。

キャッシングの借入もできない

中年でバイトをしていて、安定した収入もないとなると、コマーシャルでやっているようなキャッシング会社に申し込んでもなかなか借りることができませんでした。
バイトをやっていても出費が追い付かなくなって、公共料金の支払いができなくなりそうなときがありました。
そんなときチラシで「すぐに融資します」という宣伝が目に留まりました。
藁をもすがるような気持ちで、そのキャッシング業者に申し込みをしました。

あっけなく貸してくれた

大手のキャッシング会社の審査にことごとく落ちていた私でしたが、その業者はあっさりと貸してくれました。
しかし金利がべらぼうに高く、トイチ・10日で1割という条件でした。
ここでおかしいと思うべきだったのですが、お金がなくて追いつめられていた私は地獄で仏の心境でした。
皆さんの中にはお気づきになった方もいるでしょうが、私がお金を借りた相手は闇金だったのです。

闇金からの厳しい取り立て

トイチで利息が付くという闇金のシステムに足を踏み入れてしまった私は、どんどん借金を雪だるま式に膨らませていきました。
最初は何とか利息だけでも闇金に返済することはできました。
でも利息の支払いすらも厳しくなって、闇金の返済が滞るようになりました。
すると闇金が自宅に取り立てに来るようになったのです。

バイト先にも闇金が訪れるように

闇金の取り立てはうわさには聞いていましたが、かなり執拗でした。
朝晩構わず電話がかかってくる、時には自宅にやってくることもありました。
しかも闇金は私のバイト先にもやってくるようになり、肩身が狭くなって結局バイトを闇金のせいで辞めることになりました。


まとめ

私が今回の闇金体験で感じたのは、一度手を出したら骨の髄までしゃぶられてしまうことです。
闇金は少額であれば何とか返済できると思うかもしれませんが、あれやこれやで完済できないようにするでしょう。
闇金は自分一人では問題は解決できないことを改めて実感しました。
インターネットで調べて、闇金専門の弁護士を見つけたのでそこで相談をして債務整理をしました。
闇金は専門家に間に入ってもらわないと、ずっと取り立てに追いかけられるかもしれません。

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