カードローンで重要な利息の基本を押さえよう

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金利ってどういうこと?

そもそも、キャッシングでお金を借りた場合は、借りたお金にいくらかの料金を上乗せした額を返すという決まりになっています。たとえば、1万円を借りたとしたら、返済する額は1万1000円などと、少し多めに設定されるわけです。この上乗せされた分が、お金を貸した人の取り分になります。

キャッシングで利用する業者を探していると、ホームページ上などで必ず“○○~○○%”という数字が目に入りますよね。こちらの数字が“金利”です。金利というのは、借りたお金に対して、どれくらいの金額が上乗せされるのかをあらわす数字です。この数字から、1年間お金を借りたときにかかる利息の金額を計算できます。

実際にかかる利息を計算してみよう

借入したい金額とキャッシング業者が決まっているのならば、実際にかかる利息を計算してみましょう。利息の計算は、「借りる金額×金利」という式で計算できます。

たとえば、金利が4.5%の業者から1万円を1年間借りるとしたら、その計算は「10000×0.045=450」です。つまり、1万円を1年間借りると、その手数料として450円の費用がかかることになります。

今回は1万円という比較的少ない計算してみましたが、これよりも大きな金額を借入した場合は、その分利息も高くなるのを頭に入れておきましょう。100万円を1年間借りると、4万5千円の利息がつきます。

金利の低い方がお得!

ここまでの内容を踏まえると、キャッシングを利用するときは金利の数字が低い方が利息の金額も低くなり、お得だということが分かります。金利の数字だけを見るとほんの何パーセントかの違いですが、実際に借入をしたときにかかる利息の金額は、場合によってはかなりの差が出てくるかもしれません。これからキャッシング業者を選ぶのであれば、なるべく金利の低いところに決めておきたいですね。

一般的にいって、消費者金融業者よりも銀行の方が、全体的に金利が低い傾向にあります。審査の難しさなどからいって厳しい面もあるかもしれませんが、一度に大きなお金を借りて計画的に返済してゆくのであれば、銀行カードローンへ申し込んでみるのがいいでしょう。

カードローンのホームページなどを見てみると、金利が記載されているはずです。
大半のカードローン会社は、年利で記載しています。
たとえば年利18%の場合、1万円を借りてちょうど1年後に全額返済した場合、支払う利息は1800円となります。
つまりお金を借りて利息の支払いをする場合、元金×金利÷365日×借り入れ日数で計算できます。
ちなみに10万円を年利18%で借り入れて、1週間後に返済した場合、支払うべき利息は345円程度になります。

返済期間が長くなれば利息も大きく

上で紹介した計算式を見ればお分かりのように、返済期間が長くなればなるほど、利息の支払額は大きくなります。
そこでカードローンで借り入れをした場合には、できるだけお金が入れば返済に充てていった方が良いわけです。
そうすれば結果的に利息の支払額を少なくでき、返済総額も低く抑えられるからです。
カードローンでお金を借りたら、何はなくてもできるだけ返済を優先することが大事です。

利息制限法を頭の中に入れよう

金利はカードローン会社それぞれで、自由に設定することができます。
ですからカードローン会社によって、設定金利もまちまちでしょう。
しかしどこまでも自由に設定できるようにはなっていなくて、利息制限法のもとで金利設定する決まりになっています。
利息制限法では借入金額が10万円未満だと年利20%、100万円未満で18%、それ以上は15%を上限金利と決めています。
もしこれ以上の利率で利息の請求をしてくる業者があれば、それはヤミ金業者だと思ってください。

○○%~○○%の理由

貸金業者の金利を見てみると、「4.5~18.0%」のような利率に一定の幅を設けていることが多いです。
これは何かというと、債務者の信用度に応じて適用金利を変えているわけです。
信用度の高い人は下限金利を、信用力の低い人は上限金利が適用されます。
通常初回申込者の場合、信用度は未知数なので、上限金利の適用されることがほとんどです。
よって金利で比較するのであれば、上限金利の低い業者を探すことが重要です。

無利息カードローンの利用

カードローン会社の中には、無利息カードローンと呼ばれるサービスを実施しているところもあります。
文字通り、一定期間であれば無利息にて融資をしてくれるサービスのことです。
通常は30日間無利息としているカードローンが多いです。
期間内に返済をすれば利息の支払いは一切なしで、元金だけの返済となり、負担を最小限に抑えることができます。

何度でも無利息のところも

通常カードローン会社の提供する無利息サービスですが、初回利用時だけというケースが多いです。
しかし一部カードローン会社の中には、無利息の期間は短いものの何度借入しても無利息の適用されるところもあるようです。
給料日前お金が足りないので、といった超短期で返済できる人は、このような繰り返し無利息になるカードローンで借り入れをすれば、利息の支払い負担も最小限にできます。

知らなきゃ損する! 単利と複利とは

ここまで、お金を1年借りた場合の計算方法についてお伝えしました。それでは、お金を2年借りたときの利息はどのような計算になるのでしょうか。

金利には“単利”と“複利”があり、これによって2年借りたときの計算が異なってきます。まず単利の場合は、単純に1年分の利息を2年分払うことになります。1万円を1年間借りて450円の利息があったとしたら、利息は2年間で合計して「450+450」で900円になります。

これに対して複利の場合は、1年目に借りた金額に1年目の利息分を足し、この全体から2年目の利息の計算をします。つまり、1万円を1年間借りて450円の利息があったとしたら、2年目の利息は「10450×0.045=470」です。2年目の利息は470円と、1年目よりも少し割高になるわけです。

キャッシングで長期間の借入をするならば、その業者が単利と複利のどちらを採用しているのかを事前に確認しておきましょう。これを知らなければ、損してしまうかもしれません。

キャッシングでお金を借りると、その手数料として利息が発生します。金利とは、借りた金額から利息を計算するための数字です。これから利用する業者ではどれくらいの利息が発生するのかをあらかじめ計算しておきたいですね。

まとめ

利息の支払いをいかに少なくできるかが、スマートにカードローンを利用するためのコツといえます。
低金利設定にしているカードローン会社を利用すること、無利息サービスのついているところであれば無利息期間中に完済を目指すことを念頭に置きましょう。
無駄なコストをいかにカットできるかを考えて、カードローンの借入をすることが大事です。

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