結婚して共働きで収入があるうちは生活も無理なくできますが、妊娠・出産で奥さんが働けなくなると収入が減ってしまいます。
収入が減るだけでなく、育児にはお金がかかります。
その分を助けてくれるのが、育児支援ローンです。
育児支援ローンについて知っておくと、助かることも多いのではないでしょうか?
目次
育児支援ローンとは?
育児支援ローンは、基本的に妊娠から小学校入学前までの育児期間中の子育てに関する費用や、育児休業中の生活費などを補助することを目的としたローンです。
育児支援ローンの使いみちとは?
育児支援ローンには次のようなことに利用できます。
出産に関わる費用
妊婦さんの通院費用や入院費用に利用できます。
入院費用は医療機関によっても異なりますが、50万円以上かかることも多いものです。
けっこうかかる入院費用をカバーしてくれるのが、育児支援ローンです。
育児に関わる費用
子どものベッドやベビーカー、イス、勉強机などの購入や取り付け費用にも利用できます。
子どもの衣服などもはじめ、医療費や教育費など、広範囲にわたって利用できます。
託児・保育に関わる費用
託児所や保育所の費用だけでなく、ベビーシッターを雇う際にかかる費用にも利用できます。
また育児休業中の生活費の補助にも利用できるのが、育児支援ローンです。
育児支援ローンの概要
育児支援ローンの概要は、金融機関によって異なりますが、基本的に融資金額は100万円以内、返済期間は5年以内、となっています。
育児期間中のお子さんが2人以上いる場合は最高で200万円まで融資可能としていることが多いです。
原則として、保証人や担保は必要ありません。
育児支援ローンの審査は厳しい?
基本的に信用情報機関に事故情報が登録されていなければ、審査は通りやすいでしょう。
ただし、自動車ローンや住宅ローンなどの借入が多いと、審査が厳しくなる傾向にあります。
また、申し込みの際には、嘘を書いてはいけません。
審査によって調査が行われますので、嘘を書いても分かってしまいます。
嘘をついたとなれば信用度は下がるので、審査に通りにくくなります。
正しい情報を正確に記入するようにしましょう。
もし、審査に通りにくいと考えるのであれば、融資金額を下げることで、審査に通りやすくなることもあります。
育児支援ローンを利用する際の注意点
育児支援ローンは、育児期間中自由に仕事ができず収入が減ってしまう家庭においては、非常に助かる支援です。
しかし、融資してもらえるのは100万円程度です。
3年間仕事をせずに育児に専念したいと考えると、月に3万円程度の支援です。
中には元本据え置きなどの措置を取っている金融機関もありますが、子どもは成長するに従い、学校や塾などにお金がかかっていくものです。
育児支援ローンなどのローンは必ず返済していかなければならないものです。
その時は生活にゆとりが生まれた気分になるかもしれませんが、返済をする際に困ることがないよう、使い過ぎに注意しましょう。
また、育児にはお金がかかるもの、ということを念頭に置き、資金計画を立てて返済に困らないようにすることが大事です。
幅広い利用ができる育児支援ローン
育児支援ローンは、子どものベッドや机、ベビーシッター費用など、育児に関するさまざまな費用に利用することができる、便利なローンです。
しかし、返済は必ずしなければならないものなので、使い過ぎに注意し、計画的な利用を心がけることが必要です。