法人カードは利用口座を法人口座とできるメリットがあるため、会社経営者なら絶対に一枚は持っておきたいマストアイテムです。
しかし、法人向けクレジットカード、法人カードの種類は意外と多いもの。いざ自分が使うカードを一枚選ぼうとしても、何が違うのか、どこを基点としてカードを選べば良いのか、理解の無いままではわかりません。
今回は、意外と種類の多い法人カードの選び方、法人カードの比較基準についてご説明します。
目次
法人カードを作るメリット
まずは法人カードを作る上で知っておくべきなのが、法人カードを持っておくことで得られるメリットです。
一般カードと呼ばれるカードとは、いったいどんなところが違うのか。違いを明確に理解しておくべきでしょう。
法人口座を引き落とし口座とできる
一番違うのはやはり、カード利用代金引き落とし口座を一般口座ではなく法人口座とすることができることです。
法人カードで支払うことで、経費の節約、管理、計上がとても楽になることでしょう。
追加カードを従業員に渡せる
「家族カード」のように、法人カードも簡単に安い年会費で追加カードを発行できます。この追加カードは、従業員に持たせることができ、従業員の支払い管理を行うことが可能となります。
社内の支払いを一括管理するためにも、経営者なら法人カードを一枚持っておくべきでしょう。
カードごとの付帯サービスを利用可能
一般カードと同じく、法人カードにもそれぞれ違ったサービスが付帯しています。
そのサービス内容も様々で、ビジネス発展に役立てることができるものが多いです。高級なビジネスカードにもなると、無料で専属のコンサルタントのコンサルティングを受けられるカードも。他にも社員向けの福利厚生サービスの優待サービスなど、法人カード保有者がお得になるサービスが目白押しです。
法人カードを選ぶ時重要なポイント
さて、利用する法人カードを選ぶ時考えておくべき重要な比較基準についての話に移りましょう。
法人カードと一言で言っても、その種類は多く、比べるべきポイントは多いです。具体的にどこをどのように比べればいいのか、私がお教えします。
利用可能額
どんなビジネスにもお金がかかるもの。小売業ならば、店舗の賃料から各種諸費用でお金が飛びます。
一般カードのように、50万円程度の限度額設定ではとても足りません。その点法人カードは軒並み高い限度額が設定されているので、多くの経費がかかったとしても十分支払いが追いつくというわけです。
法人カードは限度額が100万円以上は当たり前。中には500万円以上の限度額が設定可能なものもあるくらいです。
法人カードの利用シーン
主にどんな場面で、法人カードを使った支払いを行うのかも重要です。
例えば国内や海外の出張が頻繁にあるならば、空港利用や出張先で役立つサービスが多い法人カードを選ぶべきです。高級法人カードならば、カード会員のみ利用できるコンシェルジュデスクのサービスが利用可能なカードも。
接待で会食が多いならば、高級レストランで優待サービスを受けられる、アメックスやダイナースの法人カードがおすすめです。
年会費
当然、個人カードと同じく法人カードも「年会費」を取られてしまいます。個人カードと同じく年会費も、法人カードを比較する時重要な比較基準。
しかし、法人カードだからといって個人カードより極端に高い年会費が設定されているわけでもありません。広く流通している「JCB法人カード」なら、年会費は1250円+税と、一般カードと同じ年会費設定。
単純に、サービスの質で考えると、ビジネスに特化している法人カードの方が年会費の元が取れるイメージです。
サービス
やはり一番注意しておくべきなのは「サービス」です。
例えばビューカードの法人カードなら、全国のJRホテルで優待を受けられる他、JRの駅でレンタカーのレンタル費用を抑えられます。
他にも、出張などでJALの航空機に頻繁に乗られる方は、JALの法人カードを利用するのをおすすめします。出張で飛行機に乗るだけで、フライトマイルがざくざく溜まっていきます。
他にも法人カードによってビジネスで役立つサービスはまったく違います。サービスをしっかり比較して、自分にピッタリの法人カードを厳選しましょう。
まとめ
法人カードには種類が多く、その一枚一枚を比較するには、「どこをどのように比較するべきか」を理解しておかなくてはなりません。
法人カードを作りたいと思ったそもそもの目的を思い出せば、どのカードを普段の経費支払を行うべきか、きっと見えてくるはずです。
