ゴールドカードと聞くと、豪華で使う人が限られる…そんなカードだと想像するでしょうか。
券面が金色に光っており、持っているだけでステータスを感じられる…カードによっては、ポイント還元率が上がったり、空港のラウンジを利用できるカードも。
そんなメリットを上げるのはキリがないゴールドカードですが、メリットの裏にはいつもデメリットも。今回はそんな、あまり気づかれないゴールドカードのデメリットに関して詳しく調べていきましょう。
利用者に負担をかけてしまう、ゴールドカードのデメリットとはどんなものなのでしょうか?
目次
ゴールドカードの持つデメリット
ゴールドカードにも残念ながら、利用者が感じるデメリットが存在します。
しかしこれらは、メリットの裏返しも言えるのですが…。
1.年会費が高い
まず、カードを持っているだけで払うことになるランニングコスト、つまり年会費ですが、ゴールドカードには高い年会費がかかってしまいます。
豊富なサービス、高いポイント還元率など、一般カードより豪華な特典が付帯するので当然とも言えるのですが…。お金をかけないでクレジットカードを使いたいと思っている人にとっては、たしかにデメリットとなってしまいますよね。
2.審査が厳しい
これも、メリットの裏返しといえるのですが、ゴールドカードの審査は一般カードとくらべて厳しいものとなっています。
ゴールドカードを持つに値するほどの支払い能力を持っているか審査されるわけですから、この審査基準に関しても「当然」と言ってしまえばそれまでなのですが…。
しかし、ゴールドカードの種類によっては、年収500万円以上などのかなりお金持ちでないと審査に通らないカードもあります。
3.限度額が高い
クレジットカードには、利用可能限度額がそれぞれ設定されており、審査結果で限度額が決められます。
その限度額の設定、ゴールドカードの場合はかなり高くなってきます。例えば比較的持ちやすいゴールドカードである、「エポスゴールドカード」でさえも、限度額100万円がつけられるので、一般利用者には持て余してしまうものになってしまいます。
4.サービスを使いこなせないと損
ゴールドカードには多くの豪華サービスが付帯しますが、そのサービス一つ一つをすべて使いこなすのは、かなり難しいです。
ゴールドカードには、海外旅行時に役立つサービスが多いカードが多く、旅行に多く出かける方が嬉しい設計となっています。
しかしそれは逆に言えば、旅行に出かけない人にはまったく無用の長物となってしまうということ。そういった旅行に強いゴールドカードは、高い年会費を支払うことを強いられるケースが多いため、高い年会費を払い損となってしまうことも多いのです。
5.カードに行動が操られる
ゴールドカードを持っていると、上でも述べたように「ゴールドカードを使わないと損」という気持ちもあり、「ゴールドカードを使わないと」という脅迫概念に行動を制御されてしまうこともあります。
生活を豊かにするためのゴールドカードが、いつの間にかゴールドカードを使うための生活になってしまうこともあるのです。
ゴールドカードが必要かしっかり考える
ゴールドカードを、デメリットなしに活用するためには、自分にはゴールドカードが必要なのかしっかり考えることが大切です。
このゴールドカードが欲しいが、果たして自分の生活には必要あるものなのか。自分がこのゴールドカードを持って、結果的に損にはならないか。
そのことを事前に考えるべきです。
ゴールドカードを持つべきな人
ゴールドカードを持つべきなのは主に、「年に何回か海外旅行に出かける」人や、「人前でクレジットカードを出す機会が多い」人などです。
また、生活でかかるお金の大部分をカードで支払っているため、「利用可能限度額が足りない」なんて思っている人も、ゴールドカードを持つべきです。
一般カードで十分な人は多い
そもそも、ゴールドカードではなく一般カードでクレジットカードのニーズをほとんど賄えるケースも多いです。
見栄を張るためだけに、高い年会費のゴールドカードを作るのはあまりに損です。
ステータスがほしければ、国内なら三井住友VISAカードやアメックスグリーンカードなど、一般カードでも十分なカードも多いです。事前に様々なクレジットカードを、しっかりと比較しておくことが大切なのです。
まとめ
ゴールドカードは便利に使えば、とても役立つ代物ですが、ゴールドカード特有のデメリットも存在します。
ゴールドカードを使う上で感じてしまうデメリット、どんなものがあるのかしっかりと考えておきましょう。
どれも考え方しだいで、「メリットの裏返し」と言ってしまえばそこまでですが、このデメリットで大損してしまう人がいるのも確かです。