一言にカードローンと言っても、銀行カードローンの他にも消費者金融カードローンや信販カードローンなどがあります。
そんな中でも金利が低いことなどが注目される銀行カードローンですが、他にはどのような特徴があるのでしょうか。
今回は、銀行カードローンのメリットとデメリットから、その特徴を探っていこうと思います。
目次
銀行カードローンのメリットやデメリットって？
銀行カードローンはCMなどメディアへの露出が増えたこともあり、昔に比べてより多くの方が利用するようになりました。
ただ、金利の低さなどのメリットを全面に押し出しているものが多く、そのデメリットについてはあまり知られていません。
そのため、ここではメリットだけではなく、銀行カードローンを利用するデメリットについても触れていこうと思います。
銀行カードローンのメリットについて
銀行カードローンの一番のメリットと言えば、多くの方が金利の低さを思い浮かべるでしょう。
たしかに、他のカードローンと比較しても金利は低い傾向にありますが、銀行カードローンにはそれ以外にもたくさんの魅力があります。
ここでは、そんな魅力たっぷりの銀行カードローンでキャッシングを行なうメリットについてご紹介します。
金利が最高でも15％と低い
銀行カードローンを利用している方のほとんどが、金利の低さに魅力を感じたと答えています。
基本的に金利は借入の限度額が低いほど高くなる傾向にあり、限度額が高いほど限度額は低くなる傾向にあります。
つまり、10万円を借りる場合と100万円を借りる場合では、100万円を借りるほうが発生する金利は低くなるという訳です。
ちなみに、銀行カードローンは借入の限度額が低くても金利15％くらいのところが多く、消費者金融カードローンは18％くらいのところが多くなっています。
最高限度額が高いことも魅力
銀行のカードローンは最高限度額が非常に高いこともメリットの1つです。
最高限度額が1000万円や1200万円の銀行あり、大口の融資を望んでいる方にとってはこの条件は非常に魅力的なのではないでしょうか。
しかも、最高限度額は年収の3分の1までとなっている消費者金融カードローンとは異なり、職業や勤続年収によって最高限度額が決定するので、年収の3分の1以上の融資を受けたいという方にとっても非常に嬉しい条件となってます。
生活費がピンチなときのための自動融資機能
あまり知られていませんが、銀行カードローンには自動融資機能という機能が備わっています。
これは、公共料金やクレジットカードの支払いを口座引き落としにしている方のみが使用できるサービスで、口座の残高が不足している場合に自動でその埋め合わせをしてくれるという機能です。
つまり、この機能が付いている銀行カードローンであれば、生活の基盤なる電気や水道といった公共料金の支払いを忘れてしまっても安心となっています。
銀行カードローンのデメリットについて
銀行カードローンは金利や限度額など、利用するには多くのメリットがあります。
しかし、その一方で使用するにあたってのデメリットも少なからず存在しているのです。
ここからは、そんな銀行カードローンを利用するにあたってのデメリットをご紹介します。
審査が厳しい
これから融資を申し込もうとしている方とって、審査の厳しさは最も気になることの1つですよね。
しかし、残念ながら消費者金融カードローンなどと比較しても、銀行カードローンの審査は特に厳しいと言われています。
その厳しさは審査の通過率にも表れており、一般的な通過率は30～40％程度と言われています。
ちなみに、消費者金融カードローンの審査通過率は40～50％程度となっており、ここからも銀行カードローンの審査の厳しさが良く分かると思います。
融資まで時間がかかることも多い
消費者金融カードローンの場合は、審査時間の短さや融資までの時間の短さを売りにしているところも多く、非常に短時間で融資を受けることができるので、最近では即日融資が当たり前のようになってきています。
もちろん、銀行カードローンの中にも最短即日融資が可能なところも多いですが、これはあくまで最短でのことなので平均的に見れば審査には2日～1週間くらいかかるのが通常です。
そのため、融資を受けるなら最低でも3日程度は見ておいたほうが良いでしょう。
サービスが充実していない
消費者金融カードローンでは、約1ヶ月間無利息で融資を受けることができるサービスなどがあったりしますが、銀行カードローンではこのようなサービスはありません。
このようなサービスをうまく利用すれば、銀行カードローンよりもお得に融資を受けることができることも多いです。
そのため、サービスを上手く利用して賢く融資を受けられる方にとっては、銀行カードローンよりも消費者金融カードローンのほうがおすすめである場合も多くなっています。
最近の銀行カードローン事情
銀行カードローンを利用するメリットやデメリットについてはご理解いただけましたでしょうか。
ここでは、最新の銀行カードローン事情についてお話します。
銀行カードローンは総量規制の対象外
銀行カードローンと消費者金融カードローンの大きな違いの1つとして、総量規制の対象かどうかということがあります。
総量規制とは簡単に言えば収入の3分の1までしか融資を受けられないという仕組みのことです。
そして、消費者金融カードローンはこの対象ですが、銀行カードローンはこの対象外となっています。
つまり、銀行カードローンであれば収入に関係なく、大口の融資を受けることも理論上は可能というわけです。
そのため、収入の3分に1以上のお金を融資してもらいたい方の目には非常に魅力的に映るかもしれません。
総量規制対象外ですが…
先程ご説明したとおり、銀行カードローンは総量規制の対象外となってます。
しかし、このことが周知されてから大口で融資を受けようと考える方が消費者金融カードローンから銀行カードローンへと殺到しました。
この結果、銀行カードローンの審査の厳しさも以前に比べて更に厳しくなったと言われています。
そのため、「誰でも年収の3分の1以上の融資が受けられる」と勘違いして審査を受けると、ステータスによっては容赦なく審査に落とされてしまいますので充分にご注意ください。
また、審査の通過率を見てもらっても分かるように通過率は全体の30~40％となっています。
しかも、通常は収入や職業・勤続年数などステータスに自信がない方は、柔軟な審査の消費者金融カードローンへ申し込見ます。
つまり、ステータスに自信のある方の中での審査の通過率が30~40％と考えることができるので、審査に通る自信がない場合には審査に挑むのは控えたほうが良さそうです。
厳しい審査に受かる自信がある方には非常におすすめ
銀行カードローンは、金利が低かったり最高限度額が高かったりと利用において様々なメリットがあります。
その反面、消費者金融カードローンのような多彩なサービスは用意されていなかったり、融資に時間がかかったりとデメリットも少なくありません。
また、審査が厳しいことで有名な銀行カードローンですが、総量規制対象外ということが周知されてから、その審査は以前にも増して厳しくなったとも言われています。
ただ、厳しい審査を乗り越える自信がある方には、低金利及び高額の最高限度額を利用できるという多くのメリットがありますのでおすすめですよ。
