キャッシングは当日中に返済をすれば利息0円で利用できるの?

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困った時に便利なキャッシング。最初は借りることで頭がいっぱいで、返すときのことまでなかなか頭が回らない、という人もいるかと思います。しかし、返済のとき、重要となってくる金利を軽視すると、損をする羽目になりますよ。誰でも利息0円で借りたいと思うもの。当日返済すれば、それが可能になるのです。今回は、キャッシングの当日返済について詳しく解説します。

即日返済を行うと利息は0円

結論を先に言うと、キャッシングで借りたお金を即日返済した場合の利息は0円になります。このことを上手く利用して、キャッシングをここぞというタイミングで有効に使うことができるのです。しかし、即日返済でも借りた額以上の金額を返さなければいけない場合があります。少しイメージしづらいかもしれませんね。今回は、キャッシングの利息の基礎知識を含めて、即日返済の利息が0円となる仕組み、また即日返済の注意点についてお話しします。

当日返済で利息ゼロ円にする方法

キャッシングの返済は、「早いほどいい」といいます。返済が長引けば長引くほど、精神的な負担も重くなり、生活も苦しくなることが予想されます。逆に早めに完済してしまえば、気持ちも楽ですし、業者側の信用度も高くなります。もっとも早い方法というのが、借りたその日に返す「当日返済」です。キャッシングで1番得をする方法が、この当日返済なのです。

当日返済したいケース

「借りたその日のうちにお金を返す」というシチュエーションがあまり想像できないかもしれません。また、「そんなに急いで返す必要もないでしょ?」と思われるかもしれません。しかし、当日返済するケースは意外と多いのです。例えば、こんなケースが想定されます。

・給料日だけど振込まで時間がある。けれど午前中までにネットショッピングの支払いをしなければならない。
・緊急時に長距離のタクシーを利用することになった。手持ちがないのでとりあえず即日融資でお金を調達して、家についたら即振り込んで完済する
・友人に借りたお金の催促を迫られた。困ったことに手持ちがない。とりあえずキャッシングで借りて、実家に帰って借金分を親に借りる

「もう少し待てばお金が入るけど、緊急時でその時間がない」とき、キャッシングの即日融資を利用し、現金が手に入った時点で返済する、というパターンは意外に多いと思われます。使い方次第ではとても便利で役に立つのがキャッシングという方法ですね。

なぜ当日返済すると利息0円なの?

キャッシングで借りたお金には利子が付いて当然、と考えるのが普通です。キャッシングは商売ですから、利益を生む利息をゼロ円にすることは本体考えられないはずです。

しかし、民法の140条には以下のような規定があります。
・日、週、月または年によって期間を定めたときは、期間の初日は、算入しない。ただし、その期間が午前0時から始まるときは、この限りではない。

単純な話、「借りたその日は利息計算の日に組み込まない」という民法上の決まりがあるのです。10月1日の午前11時にお金を借りても、利息の計算がスタートするのは翌日の10月2日からです。つまり、10月1日に借りた分は利息0円。当日返済すれば、借りたお金の金額に関係なく、利息はかからない仕組みです。

キャッシングの利息はどう決まる?

まずはキャッシングの利息額がどのように決まるのかについておさらいしておきましょう。キャッシングの利息は日割りとなり、返済が一日遅れるごとに利息額は増えていきます。具体的な計算式や、即日返済の利息が0円となる秘密を以下にご紹介しましょう。

利息の計算式

キャッシングの利息額は「借入額×金利÷365日×借入日数」という計算式で求められます。例えば、金利が18%、10万円を30日間借りて返済するケースを想定してみましょう。借入額=10万円、金利=0.18、借入日数=30日をそれぞれ代入すると、約1,479円という利息額が算出されました。上記のケースだと、約1,479円が利息額ということになります。

同じ借入額、金利で翌日返済した場合、約49円の利息となります。1日返済が伸びただけだと、微々たる差ですね。実際にはリボ払いで返済することも多く、その場合は借入期間、月々の返済額に応じて利息による負担は大きく上下します。利息による負担を小さくするためには、借入期間を短く、月々の返済額を大きくすることが大切です。

キャッシング業者のサイトで返済シミュレーションを利用しよう

大手キャッシング業者のサイトでは、返済シミュレーションのサービスを提供しているはずです。借入額、月々の返済額から返済終了までの期間や、利息の総額を知ることができます。キャッシングやカードローンで借入をする際には、ぜひこういった返済シミュレーションを利用してください。

即日返済の利息が0円となる理由

即日返済の場合、借入日数は0日ということになります。上記の計算式を使えば、借入額、金利に関わらず、0円という利息が求められますね。これが、即日返済した場合の利息が0円となるからくりです。

また、期間の決算日について定めた民法140条では「初日不算入の原則」を掲げています。これは、午前0時を過ぎて結ばれた契約の期間は、契約当日ではなくその翌日から始まる、ということです。この原則から、キャッシングで借入をしたその日は、そもそも借入日数としてカウントされないのです。

当日返済するときの注意点

利息がかからなくてお得な当日返済ですが、これを利用するにあたり、注意して欲しいことがあります。それは、銀行の営業時間。ATMで返済するとしても、銀行の営業時間外に振り込んでしまうと、振込を確認するのは翌日の営業時間内です。つまり、例え頑張って当日に返済を完了したとしても、時間外であれば返済は翌日扱いにされてしまいます。くれぐれも銀行の営業時間内に返済することを心がけてください。

また、ATM返済が可能かどうかも大切なポイントです。店舗の窓口返済しかできないところであれば、時間も手間もかかってしまいます。手際よくスピーディに即日返済したければ、身近なところで返済できるキャッシング業者を選ぶことをおすすめします。

キャッシングの利息はどうやって計算する?

キャッシングの返済は、早ければ早いほどよいもの。そして、理想は利息0円になる当日返済です。しかし、誰でも都合良く当日返済できるものではありません。「利息はどんなふうに計算して、支払うのかな?」と不安に思う方もいるでしょう。利息の計算方法もきちんと押さえておくと、請求書を見て戸惑うこともないでしょう。

利息の計算方法

利息の計算方法は、「借入金額×金利÷365日×借入日数」です。ここでいう金利とは、年率ベースの数字で、「金利18%」といえば年率18%を意味します。1年間にかかる金利を365で悪と、1日にどれくらいの利息を支払うのかが分かります。そして借入日数を掛けることで、トータルの利息額がはじき出されます。

20万円を金利18%で借りた場合、20万円×18%÷365日=98円。1日あたりの利息は98円。これを1か月借りるとなると、98×30=2940円という計算になります。

意外な金利の秘密

意外と知られていない事実ですが、キャッシングの金利は借入額が大きいほど低く、小さいほど高く設定されます。つまり、3万円や5万円の少額融資だと、大抵どの業者も上限金利18%で貸し付けています。借入の金額が100万円や200万円などの高額になると、10%などの低金利で借りられるようになっています。

当日返済できるパターンも、多くは少額キャッシングです。少額借入は額が少ないほど支払う利息額は大きくなりますので、できるなら、その日のうちに完済してしまうほうがお得といえます。「少額キャッシングなら当日返済」を念頭に借入すると、賢いキャッシングができるのではないでしょうか。

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