カードローンの返済はいつから始まるのか、気になる人は多いでしょう。カードローンの利用では、返済日についてしっかり把握することが大切です。返済日を間違えると、遅延や滞納にもつながり、場合によってはペナルティを課せられる場合も。とくにはじめて利用する方は、初回の返済日でつまずくケースもあり、いつから返済が始まるのか確認作業も大切です。
知っておきたい初回返済日
カードローンの返済は、通常決まった日に返済していきます。1か月に1回約定日を設けていますが、初回の返済は、借入を行った日によってイレギュラーに設定される場合があり、注意が必要です。
初回返済とは？
初回返済とは、1回目の借入のあとに行う最初の返済のことです。カードローンの返済約定日は業者や銀行などの金融機関ごとに決められていて、毎月10日の返済であれば、その月の11日から翌月の10までの30日間（31日間）を1つの返済期間として区切ります。しかし、初回返済日については、借入利用の日によって、翌々月にずれ込むケースが想定されます。
初回返済までの期間
初回返済までの期間は、1回目の借入のタイミングによってその月の約定日に返済しなくてもいい場合があります。「毎月10日が返済の約定日」というところでキャッシング利用を開始したとして、1回目の借入が8日だったとしましょう。その場合、約定日に従うともう2日後から返済がスタートするかたちになります。これだとあまりにも急で、給料日前で手元にお金がない場合、いきなり遅延という事態になってしまいます。これは利用者側にとってもカードローン業者にとっても得ではありませんよね。
そうした事態を避けるために、初回の返済に関しては借入から返済日まで余裕のある日数がない場合、翌々月の約定日を初回返済の期日とします。
初回返済の期日は各カードローン業者によって規定が設けられていますが、仮に「借入日を含めて直近の返済日まで20日以内の場合は、翌月の約定日を初回の返済日とする」というところだと、前の月の25日に借入を行えば翌々月の10日支払いとなりますが、19日借入であれば20日を超えるので、1回目の返済は翌々月の10日ということになります。
カードローンの支払いがいつからか、については、初回の借入のタイミングが大きく左右すると考えていいでしょう。そんなに急いで借りる必要がないときは、初回返済のことも念頭に入れて借入をスタートさせたほうがよさそうです。
返済日は決まっている？
返済日は、カードローン商品を扱っている消費者金融や信販会社、銀行、信用金庫によって決められています。毎月10日、毎月20日など、業者や銀行ごとにさまざまで、土日祝日と重なれば翌週の月曜日にずれ込む場合もあります。
返済日は決められているものですが、どうしても期日までに返済がかなわないときは、金融機関に早めに連絡を入れるようにしましょう。期日を遅れて返済すれば、遅延損害金を請求される場合もあります。事情があってどうしても返済が約定日までに間に合わないときは、担当窓口に電話して相談することをおすすめします。業者によっては、返済期間について相談窓口を設けているところもありますので、そうしたサービスを積極的に活用することをおすすめします。
約定日以外での返済が可能なケースも
カードローンの返済は、毎月決められた日に返済する約定日返済に加え、自分の好きなタイミングで返済する随時返済があります。この方法はお金に余裕があるとき、積極的に活用することをおすすめします。随時返済OKなところは、ATMや店頭窓口で返済を受け入れています。カードローンの契約のときに、随時返済できるかどうか確認するといいでしょう。
随時返済のメリットは、給料日やボーナス日など、お金がまとまって入るタイミングで、大きな金額を返済できることにあります。月に一度の返済日だけを意識していると、つい使いすぎて期日に納めるお金が足りない、なんてこともあり得ます。「返せるタイミングで、なるべく返すようにしよう」という心がけもできて、早期の完済に結びつくことが期待できます。
もし返済が遅れたら？
うっかり返済を忘れたり、お金が足りなくて期日に支払えなかったり、返済の滞納や遅延はよくあるケースです。「1日くらい遅れてもいいか」と思わず、きちんと期日に間に合わせて返済することが大切なのは言うまでもありません。
仮に返済の遅延や滞納が続くと、「返済事故」情報扱いとなり、借りている人の信用が失われます。信用度の低い人には、どの業者もお金を貸したがりません。貸したとしても、高い金利で貸し付けられる怖れがあります。「借りたお金は約束の日時までに約束の額をきちんと返す」のが基本。そのため、お金を借り入れて安心するのではなく、月々の返済のことも念頭に入れ、カードローンを利用する姿勢が大切です。
