マイカーローン

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昨今は“若者の車離れ”なんて言われてが叫ばれていますが、それでも地域によっては車が重要な交通の便足になっています。しかし、車が未だに高い買い物であることは間違いありません事実。車が欲しいけど高い……そんな人の助けになってくれるのがマイカーローンです。

マイカーローンって?

マイカーローンとは車の購入の際に利用するローンの一種で「自動車ローン」「オートローン」「カーローン」とも呼ばれています。もともとは1920年代にアメリカのGMやクライスラーによって導入されたオートローンというものが始まりでした。これを導入したことで低所得の家庭でも車が買えるようになり、GMは当時自動車販売一位だったフォードからその座を奪い取ったほどです。日本でも1960年に現在の日産自動車がオートローンを提供し、現在のマイカーローンになりました。

マイカーローン。二つの形態

マイカーローンは大きく分けて預金金融機関、つまり銀行などが扱うものと信販会社が扱うものの2二つがあります。

銀行などの金融機関が扱うマイカーローンは金融機関で申し込みを行い、審査に進んで契約が成立すると自動車購入のための融資金が契約者の預金口座に振り替えられます。その後、預金口座から自動車の購入資金を販売元に振り込み、毎月の口座振替で融資してもらった金融機関に返済していく流れになります。その特徴は何より金利が安く、ローンのコストを安く抑えることができる点です。ただし、車を購入した販売会社は基本的にローンの申し込みには一切関与がなく、先ほども述べたように車の購入者が金融機関に出向く必要があります。また、審査のハードルが高いという特徴があります

信販会社が扱うマイカーローンは、基本的にはクレジットでショッピングをするのと同じです。信販会社が審査を行った後、車の購入代金を建て替える仕組みになっています。特徴としては金融機関のマイカーローンと比べて審査が通りやすい点の他、販売会社が提携している場合が多く、手続きのほとんどを販売会社が代行してくれます。ですが金融機関のマイカーローンと比べると金利が高く、コストが大きいという難点があります。

どんなマイカーローンがあるの?

ではどんなマイカーローンがあるのか、どれがおすすめなのか、2つ例を挙げてみましょう。

大手金融機関のマイカーローンではみずほ銀行がおススメです。なんといっても金融機関のデメリットだった金融機関先に出向く必要のない来店不要のマイカーローンがあります。申し込みはインターネットを通じて行うことができ、書類も郵送で提出ができるので手軽で便利なうえ、車種が決まってなくても予算が決まっていれば申し込みが可能です。借入金額は最高500万円まで可能で期間は6カ月以上7年以内となっています。

販売会社で出来るものでトヨタのマイカーローンというものがあり、トヨタ車を購入する際にはメリットの大きいローンで、利用者に合わせて返済期間やボーナス払いなども行える支払いプランに返済期間が最長72回と余裕のある返済計画を立てることができ、トヨタの販売店ならどこでも行える上に車の契約と同時にできるので、自動車をスムーズに購入したい方にはピッタリです。ちなみに18歳からでもローンが組めるので免許取りたてにもやさしく、オプションサービスでいたずらによる修理費用を6万円まで保証してくれます。

たくさんあるマイカーローン

この他にもJAが扱うものや、ゆうちょ銀行のマイカーローン、各地の地方銀行のものなどがあります。それぞれにそれぞれのメリットがありますので、自分に合ったものを選んでみてください。

マイカーローンの審査基準

マイカーローンの審査基準は各社ごとにたくさんありますが、共通して必要最低限クリアしておかなければならない点が2二点あります。

その1一つは事故破産・債務整理の記録がないというのが挙げられます。この2二つを一度行うと個人信用情報機関に記録が残ります。ローンの審査の際には必ずこういった機関に情報の照会を行うので自己申告しなくてもばれてしまうのです。その記録は7年ほど残るのでその間はローンが組めなくなります。次にマイカーローン以外でも言えることですが、他の支払いで遅延などの事態になっているとこちらも同様に個人信用情報機関に記録されますのでこのような事態にはならないように気を付けてください。

この他にも気にしておきたい点は年収と保証人の有無です。マイカーローンの融資限度額は一般的に年収3~4割となっています。もし車の購入に融資額で足りない場合、保証人を立てる必要があるのです。そしてこの保証人についても一定の条件があり、ローンが支払えなくなった場合に保証できる経済力を持っている人が保証人の対象になりますので注意しましょう。

ローンの悪用?疑われないために注意すること

ローンの申請がなかなか通らず、立て続けに2二社も3三社も受けている――。場合によっては他社で受けたら通った、ということもありますが、あまりやりすぎているとローンの悪用を疑われる場合があります。こういう場合は出来れば半年ほどブランクをあけて申し込むの方がいいでしょう。

マイカーローンを扱う際には以上のような点に注意しておきましょう。せっかくのマイカーを「泣く泣く買えなかった!」では悲しいですからね。自分に合ったゆとりある支払い計画で夢のマイカーをゲットしましょう!

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