「今月遊びすぎてケータイ代が払えない」「思わず遠距離のタクシーに乗ってしまって、財布が足りなくなった」そんなお金の問題で困ったとき、頼りになるのが親友とよぶべき存在。あなたが常日頃から友達を大切にしている人なら、相手もきっと助けてくれると思います。しかし、お金を借りる相手が友人だからといって、甘えてはいけません。友人の好意に甘えるときは、常識や礼儀を守ることも忘れないようにしてください。
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困ったときは、友達に頼むのもアリ?
友達にお金の借入れを頼むメリットはいろいろあります。「頼みやすい」「利息は払わなくていい」「あるとき払いの催促なしで借りられる」など、言い方は悪いですが使い勝手の良さでいえば業者から借りる比ではありません。甘えすぎず、きちんと感謝の気持ちさえ持てば、とても頼りにしていい存在であることは確かです。
意外と借りやすいのは友人
業者以外でお金を借りるとすれば、誰に頼むか?家族、恋人、友人、知人、会社の同僚、頼りになる先輩、大学高校時代の旧友…。いろいろな顔が浮かぶと思いますが、その中でも友人はもっとも借りやすい部類に入るかもしれません。
付き合いの長い親友であれば、どんな相談でもしやすいもの。ちょっとした相談や頼み事であれば引き受けてくれるでしょう。これが恋人であれば、「そんな人だと思わなかった」とその時点で縁を切られるかもしれません。“ピンチのとき、助けてくれるのが親友”ともいえるのです。恋人よりは、友人のほうが手を差し伸べてくれる確率は高いといえるでしょう。
保証人に頼まれるケースも
お金を直接借りる他に、保証人として頼まれることが多いのも友人です。保証人は、その名義を貸すことで融資の契約を結び、お金を借りることができます。万が一本人が返せなくなった場合、返済義務は保証人である友人が背負うことになりますが、そのリスクが分かっていても、「友達のためならば」と名義を貸してくれる人はたくさんいるでしょう。保証人を必要とするくらいですので、その金額は決してやさしいものではなく、ある意味、ちょっとした金額を貸すより大変かもしれません。だからこそ、名前を貸してくれた恩義に報いるためにも、借りた本人は責任を持って完済を果たさなければなりませんね。
友人にお金を借りたときの注意点
ここまで説明した通り、友人は借金が相談しやすく、実際に借りやすい存在です。しかし例え親友の間柄であっても、最低限の貸借りのルールは守るように気をつけましょう。
例え友人でも、借りたものは返す!
「Ⅰ万円くらい、返さなくてもいいだろう。あいつなら許してくれる」例え借りた相手が気の優しい親友であっても、借りたお金は一円でもしっかり返すくらいの気持ちでいたいものです。そんな軽い気持ちで借りたら、その次に困ったときも同じ相手を頼るでしょう。そして、また少額だからと返さないでいると、相手もそのうち見限ってしまいます。そして本当にピンチのときが来て、誰も頼れる存在がいなくなったとき、その人は助けてくれるでしょうか?利息がついてないだけでもありがたいと思わなければなりません。催促がなくても、お金が揃ったらきちんと返済するのが筋です。
高額借金はやめよう
親友は貸金業者ではありません。お金を借りるにしても、限度があるでしょう。その友人が資産家であれば話は別ですが、100万、200万などの高額な借入を友達相手に依頼するのはちょっと無謀です。友人にも生活があり、家族もあるでしょう。その人の人生を壊しかねない無茶な借金の相談は控えるべきです。
そんなときはキャッシング業者や銀行のカードローンなどに相談すべきでしょう。本来は、。そんなどうしようもならないお金の問題に対応するために貸金業者や金融機関があります。金融のプロですので、ノウハウもあり、返済のシミュレーションなどもやってくれます。ちょっとやそっとでは揃えられない金額の借入は、友人ではなくプロに相談しましょう。
親友関係を壊さないために
あなたがその親友とずっと付き合いを続けたいと思うなら、借りたお金はきちんと返すことが基本。親友は「あるとき払いでいいよ」と言うかもしれませんが、その言葉に甘えるばかりでなく、お金が揃ったら速やかに返済するようにしましょう。催促がないことを理由に、知らぬ顔して過ごさないことです。相手の催促がある前に、自分から進んで返すことを心がけてください。
そして、恩返しすることも忘れないようにしたいですね。その人は、友人であると同時にピンチを救ってくれた恩人でもあります。恩義に報いることも、人としての大切な務めです。友情がその後もずっと続くように、どんなかたちでもいいのでお礼をするようにしましょう。
友人からの借入は大変便利ですが、その行為を当たり前だと思ってはいけません。利息もなく催促もないだけでも、感謝すべきでしょう。満額返済はもちろん、きちんと恩に報いて友情を壊さないようにしてくださいね。