憧れのマイホームを手にいれるために、住宅ローンの利用を検討しているという方も多いのではないでしょうか?しかし、住宅ローンとなるとさすがに額もかなり大きくなってしまいますので、ほとんどの方が審査に不安を感じているのではないでしょうか?
もちろん、住宅ローンの場合は総量規制の対象にはなりませんので、年収の3分の1を超える額であっても利用できます。しかし、それでも当然審査は必要となりますので、落ちてしまったらどうしよう…と悩んでしまうものです。
そして、ネットで口コミなどをチェックしてみると収入などにとくに問題はないはずなのに審査に落ちてしまったという声も聞かれますので、ますます不安になってしまうかもしれません。
たとえば、キャッシングなどのサービスを頻繁に利用している場合、審査で不利になってしまうという声も聞かれます。それは本当なのでしょうか?
ここではキャッシングの利用と住宅ローンの審査の関係について考えてみたいと思います。
目次
キャッシングによる借金は住宅ローンの審査の際にチェックされる?
まず、住宅ローンの審査の際に、キャッシングやカードローンなどの借入状況はチェックされるのでしょうか?
フリーローンと住宅ローンなどの目的別ローンは区分は違っていますが、お金を借りていることに変わりはありません。ですので、当然本人の申告や信用情報から他の借入についてもチェックされます。
では、これが住宅ローンの審査に影響するのでしょうか?もちろん、額があまりにも大きい場合は審査で不利になってしまう可能性があります。収入に対して借金の額が大きすぎる場合は返済の際にトラブルになってしまう可能性が高いからです。
しかし、少額の借入で、しっかりと毎月返済することができていれば、頻繁にキャッシングを利用していたとしても審査に悪影響を及ぼすことはありません。それどころか、借りたお金を毎回きっちり返済しているという記録が信用につながることもあります。
住宅ローンと同じ金融機関のキャッシングならむしろ有利になることも?
また、住宅ローンの審査を受ける金融機関と同じところで過去にキャッシングをしていた場合、むしろ審査に有利に働くケースもあります。ここでもしっかりと遅延することなく返済できていることが前提ですが、過去の取引実績として信用につながるのです。
逆に、過去の取引で何度も遅延を繰り返してしまったといった場合は、逆に審査に不利になってしまうということも頭に入れておくべきでしょう。
他社の返済の遅延は審査に影響するもの?
キャッシングやカードローンの返済が少し遅れてしまったくらいではブラック入りすることはありません。極端な話、返済が一ヶ月遅れてしまったとしても金融事故にはなりませんのでブラックにはならないのです。
そのため、ちょっとした返済の遅延を繰り返している方もいらっしゃるでしょう。たとえば、毎月の返済日が15日で、給料日が25日という方の場合、毎回給料日に返済するものとして10日間の遅延をしているというケースもあるようです。
この場合、毎月繰り返していたとしてもそれでブラック入りすることはありません。また、他のキャッシングサービスなどを一切利用できなくなってしまうわけでもありません。ですが、こういったちょっとした遅延もしっかりと信用情報には記載されているのです。
住宅ローンの場合、金額も大きくなりますので言うまでもなく審査はよりシビアなものとなります。そうなれば、当然金融事故にはならない程度であっても遅延を繰り返している方の場合、かなり審査で不利になってしまうでしょう。
今後、住宅ローンなどを利用する予定の方は、たかがカードローンやキャッシングと考えて返済を遅延させるのは絶対に避けるようにすべきです。
これはクレジットカードなどの返済でも同様ですし、本体代を割賦払いにしているスマートフォンなどの支払いにも言えることです。
とにかく、支払いは決まった日までにしっかりとするようにすべきです。
住宅ローンの審査で有利になるためにはどうすればいい?
では、住宅ローンを有利なものにするためにはどうすれば良いのでしょう?キャッシングを利用したからといって特に問題になるわけではありません。
しかし、借入金額や返済についてはある程度考える必要があるでしょう。また、取引実績を作るという意味で、住宅ローンの申し込みをする予定の金融機関のキャッシングを少しだけ利用してみるのも良いかもしれません。
キャッシングを利用したからと言って住宅ローン審査で不利になるわけではない
このように、キャッシングやカードローンといったサービスを何度も利用したからと言って、住宅ローンの審査で不利になってしまうことはありません。ですが、利用の仕方についてはしっかり考え、計画的な返済計画を立てるようにすべきでしょう。それだけで何の心配をすることもなく住宅ローンの審査に臨めるはずです。