自分は借金に苦しんでしまうことなんてない…ほとんどの方が最初はそう考えているかもしれません。しかし、キャッシングなどのサービスを利用する以上はいつそんな状況になってしまったとしてもおかしくはないのです。
私も、かつてはそう考えていました。キャッシングなどのサービスを頻繁に利用していましたが、返済に困ってしまうようなことはないと考えていたのです。
実際に、借金をするようになって最初のころは、無理のない額を借りて、しっかりと返済の計画も立てていました。最初はそれほど高額の借り入れをしていたわけではありませんでしたので、返済に無理を感じてしまうようなことはありませんでした。
しかし、こうしてお金を借りても問題なく返済できる、という自信を持ってしまったことによって、どんどんキャッシングを利用する頻度が高くなって行きました。
はじめのころは、急な出費などで赤字になってしまった分を借りる程度だったのですが、そのうち少し節約すればなんとかなるような金欠であっても、自分が楽をするために借りるようになってしまったのです。
こうなってしまうと、どんどん借金の額は多くなってしまいます。そして、いつの間にか私は複数の金融業者から借金をするようになってしまいました。
一つの金融業者だけにしていれば、借りることのできる額もある程度限られますし、自分がどのくらい借りているのかの把握もそれほど難しくはありません。
しかし、複数の業者から借りるようになってしまうと、自分の現在の借り入れ状況を把握することさえ難しくなってしまうのです。
また、複数の返済が重なってしまえば、それだけ生活は苦しくなります。このころになると、借金をすることに対して何も感じなくなってしまっていましたので、返済によって苦しくなった家計をまた借金で補うようになっていました。
こうなると、返済していても、借金は減るどころか逆に増えてしまうことになります。
これではまずいとわかっていても
さすがの私も、こんな生活を続けることはできないことはわかっていました。だからといって、借金の返済はどんどん迫ってきます。そして、生活もしなければなりません。
こうしてお金が足りなくなってしまうと、また借金に頼るしかなくなってしまうのです。
借金によるトラブルを抱えている方の多くは、私と同じようにいつの間にか返済額が大きくなってしまい、その返済のためにまた借金をするというケースが非常に多いようです。
こうなってしまうと、自分の力では止めることができなくなってしまいます。
ついに返済の遅延をしてしまって
そんな苦しい生活を送る中で、ついに返済ができなくなってしまいました。いくつかの消費者金融ではもうお金を借りることができなくなってしまったのです。
そうなれば、返済が難しくなってしまいます。こうして、返済の遅延をするようになってしまいました。
もちろん、毎日のように督促の手紙が届きますし、電話だってかかってきます。さすがに闇金に借りているわけではありませんので、厳しい取り立てを受けるわけではありませんが、かなり精神的に苦しい毎日でした。
返済計画の立て直しを考えてみたものの
このままではどうしようもない、という状況になって私ははじめて返済計画の立て直しを考えました。
そこで、最初に利用を考えたのが銀行のおまとめローンでした。複数の借金を一本化し、毎月の返済額の見直しもできますので、このサービスを利用して、なんとか生活を立て直すことを考えたのです。
しかし、私はこのサービスを利用できませんでした。申し込みはしてみたのですが審査で落とされてしまったのです。もちろん、審査に落ちた理由を教えてくれるわけではありませんが、おそらく返済の遅延が多かったことが原因でしょう。
こうして、返済計画の立て直しには失敗してしまいました。ですが、借金がなくなってしまうわけではありません。
そこで、最後の手段として金融関係専門の弁護士の無料相談を利用しました。
最後の手段・債務整理へ
状況を弁護士に相談してみたところ、借金の額もかなり大きく、このまま返済を続けることはほぼ不可能でしたので債務整理をすすめられました。
私にはもう他の方法は残されていませんでした。そのため、そのまま弁護士に債務整理の手続きをお願いすることにしました。
債務整理を終えて
無事に債務整理の手続きを終えることができましたが、借金はなくなったわけではありません。毎月の返済額は無理のない額にはなりましたが、長期間にわたって返済をし続けなければなりません。
また、今回債務整理の手続きをとったことによって、完済しても当面は新規の借り入れはできなくなってしまいました。
借金苦からの債務整理
本当に、私の計画性のない借金によって、自分自身も苦しむことになりましたし、たくさんの人にも迷惑をかけてしまいました。今、キャッシングなどのサービスを利用している方は、私のようにならないようにしっかりと計画を持つようにしましょう。”
